コピペ運動会

彼女のアパートに初めて来た。
酒に酔っていたようでどういう経緯でこうなったのか記憶が曖昧だが、気付いた時には俺はベットに裸で寝ていた。
寝ぼけながら携帯を確認すると15分程前に彼女からのメールが入っていた。
「起きないから1人でツタヤ行っちゃうよ。今日は一緒にホラー見るって約束忘れてないよね？」
そういえばそうだった。
頭を上げると枕元の壁に埋め込み式の液晶ディスプレイがある。やけに未来的だなぁ。何かの映像が映し出されている。
「あれ、ホラー映画やってるじゃん。って事はもう帰ってるのかな。」
ディスプレイの中では、包丁を手にした血だらけの老婆が、いかにも狂人じみた笑みをこちらに向けて投げかけていた。