コピペ運動会

ここ一年ほどのことを報告します。

勘助(今年25)会社の後輩
私子(今年28)
Ａ美(今年25)勘助の同期

勘助に最初(一年前)告白されたときに
「私年上だし、ごめんね」と断ったのが全ての始まりでした。
勘助は私が「年上であること」を気にして「本当は好きなのに」
付き合いを断ったのだと勘違いしてきました。
それから二度三度と告白され、
勘違いされているとまだ気付いていなかった私は
その度にやんわりと断っていました。


勘助の勘違いが表に出たのは三度目の告白を断った翌日です。
会社の朝礼の時にいきなり私を名指しし、
大声で「俺と結婚しろ！もう自分をごまかさなくていい！！」
と言ったのです。
？マーク浮きまくりの頭の私は咄嗟に反応できず
「え？は？」とその場に立ち尽くしてしまいました。


にわかに祝福モードになった職場に私は頭の中で
「どうしようどうしようどうしよう」とグルグル
周りの同僚達も見守る中、返事待ちのような気配に意を決して
「あの…結婚は出来ません…」と答えました。
ざわめく同僚達が「なんでー？結婚してあげなよーｗｗｗ」
等のからかい半分の言葉をかけてきました。
私が「そもそも付き合ってもいないので無理です」
と答えると周りが一瞬シーンとなり、勘助に視線が集中。


すると勘助は私に近寄って来て
「君を素直にさせてあげる…」と囁くとキスしようとしてきました。
思わず飛びのくと、勘助は笑いながら
「照れ屋だな…ここまでしても本当の自分が出せないの？」
と気持ち悪い発言。
それから約三ヶ月は同僚達と勘助の行動の意味がわからないので
遠巻きに見る形に。
同僚の中には、結婚してあげれば？と私を説得しようとする人も。
精神的につらい三ヶ月でした。
でも徐々に私が本気で嫌がっていることを勘助以外の人達が気付き始め、
自然と私と勘助を近づけさせないようにしてくれました。


勘助との接触も少なくなりつつあったある日、
勘助がいきなり爆発しました。
「君達は！！俺と！！彼女の！！仲を！！壊すつもりかあああああ！！」
この絶叫のあと泣き出し
「俺は…彼女が本当に好きなんだ…愛してるし結婚もしたい…
彼女も本当はそれを望んでいるんだ…(望んでいません)」
「勘助くん…可哀相！みんな酷いよ！！」泣いている勘助を見て、
驚いたことに勘助と同期のＡ美が貰い泣きしていました。


すると勘助が「俺のために泣いてくれるのかい…？」と、
そっとＡ美の涙を拭ってシフトチェンジ。
二人は付き合い始め、今年の８月にできちゃった婚。

Ａ美には感謝しても感謝しきれません。
二人の結婚式では大声で万歳と叫びたかったのですがむねに留めました。
報告は終わりです。お粗末さまでした。