コピペ運動会

1(中) マンソン・ファミリー
2(二) ラジニーシ教団
3(一) 太陽寺院
4(左) 人民寺院
5(捕) 米サンクチュアリ教会
6(遊) アグホリ
7(三) ヘヴンズ・ゲート
8(右) Qアノン
9(投) アントン・ラヴェイ

監督　統一教会

1(中) マンソン・ファミリー

アメリカのカリフォルニア州で、1960年代にチャールズ・マンソンという男を筆頭としたグループ。
当時流行ってたヒッピーブームにあやかり、1967年からマンソンが「マンソン・ファミリー」という共同体を作り、
窃盗・恐喝・売春などを起こしていた。
マンソンは自分を「キリストの復活・悪魔」と称し、
ビートルズに心酔し楽曲の「ヘルター・スケルター」を元に独自の終末論を唱えてた。
その内容は黒人たちが白人に戦争を仕掛け、白人を全滅させて世界を征服するというもの。
そして黒人対白人の戦いを「ヘルター・スケルター」と呼び、
その間マンソン・ファミリーは地下に身を潜めて、
機が熟したら地上に上がり黒人の王となり世界を操ることを企んでいた。

1969年にファミリーが人を殺してしまい、「戦争を起こすため」に白人の金持ちを狙って9名を殺害。
その後ファミリーは1968年に逮捕され、マンソンは終身刑となり2017年に監獄で死去。

2(二) ラジニーシ教団

いわゆる海外版オウム真理教。
インドの宗教家バグワン・シュリ・ラジニーシとその信者らが
多くの人間を集めて"理想郷"を建設してその自治権を持つことを目的に設立。
1981年にはオレゴン州の小さな町に「ラジニーシプーラム」という宗教コミューンを建設。

1984年にはラジニーシの弟子であり、彼が率いる教団の運営トップでもあるシーラ・シルバーマンは仲間たちとともに、
アメリカ合衆国オレゴン州のレストランで、サルモネラ菌を使った無差別バイオテロを起こした。
750人以上の地元住民が食中毒になり、うち45人が入院した。

3(一) 太陽寺院

ニューエイジの神秘主義と環境保護を唱える団体。正式名称は「太陽伝説国際騎士団」
教団の教祖であるジョゼフ・ディ・マンブローと、中心的な人物だったリュック・ジュレによって設立。
1994年10月にスイスとカナダで集団自殺したとされ、53人（うち子供16人）が遺体で発見された。

80年代に信者数はスイスとカナダを中心に422人まで増え、
全盛期には信者から多額の寄付金を集め、世界中の不動産を増やしていた。
教祖を含め信者は高学歴で社会的地位のある裕福な白人が多かったため、全世界に衝撃を与えた。

90年ごろには太陽寺院の経営状態が悪化し、組織内での対立が深まり、
「集団自殺して現実逃避しよう」という声が教団内で広がり始める。
1994年にスイスで太陽寺院の信者である実業家の家で火災が発生し、23名が死亡。
さらに4時間後にはリュックを含む25名が別の拠点で死亡。最終的には約74名が死亡。
自殺する前に信者たちはビデオをとり、「これから自殺する」という顔は笑顔だった模様。

4(左) 人民寺院
1955年にアメリカ合衆国インディアナ州マリオン郡インディアナポリスで創設された団体。
キリスト教に共産主義や社会主義の思想を合わせた人種平等を訴えていた。
創設者および教祖はジェームス・ウォーレン・"ジム"・ジョーンズ。

脱会者の内部告発で、人民寺院の表向きの様子とは別に「差別・性暴力・拷問」していたことが発覚。
立場が危ういと感じたジェームスは、1974年に約1000人の信者と南米のガイアナに移住し、
自給自足の生活を行う「ジェームス・タウン」を設立。

ジェームスは信者を集めるために「心霊療法」と称し、
車いすの女性を立たせるなどのパフォーマンスしていた。
また脱会しようとする者に、リンチしたり自慰行為を強要し、信者を洗脳。

最後は人民寺院を調査しにきた米下院議員を殺害してしまい、その日の夕方にジェームズは集会を開催。
そこで毒物による集団自殺を図り、死者は900名を超え、教祖のジェームズは拳銃自殺。

全体で918人が死亡し、内276人が子供であった。
この集団自殺は、現代における同様の惨劇の中でも最大規模を記録した。
2001年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が発生するまで、
アメリカ合衆国民の故殺において最多の被害者数を記録した事件であった。

5(捕) 米サンクチュアリ教会

今日本でも最も熱いカルトである統一教会系の教会で、
統一教会の創始者・文鮮明と三番目の妻・韓鶴子の7男である文亨進が設立した団体。
アメリカ合衆国ペンシルベニア州に本部を置き、
統一協会から引き継いだ保守的家族観と銃所持への苛烈な肯定、熱心なドナルド・トランプ支持を特徴とする。
統一系カルトの特徴である合同結婚式を行なっているが、
その際に参加者は皆銃を持参して掲げるとあうのが特徴的個性であろう。
なお、信者は教団の儀式の際には、銃弾で出来た王冠を被りAR-15ライフルを手にすると云う奇抜な格好を行なう。

2018年にサンクチュアリ教会のメンバーを祝福するセレモニーに出た時には、
ライフルで武装し聖書にある「鉄の杖」を自分の信者たちによって建て地上天国を支配すると話しニュースとなった。

全米ライフル協会との関わりも疑惑されており、
米国保守派における巨大な影響力をもつと言われている。

6(遊) アグホリ
人の死体だけを食すことを教義とするヒンドゥー系カルト団体。ガンジス川沿いで活動。
ヒンドゥー教の主神シヴァを信仰する彼らは、死者からのエネルギーを得て悟りを開くため、
体には遺灰を塗り、人骨を食器代わりに人間の遺体を食し、瞑想に励むという生活を送る。
さらに薬物やアルコールを摂取し、瞑想の力をかりて、意識を高めて混沌とした世界へと到達を目指している。
社会的行為でない事例としては、
2009年にハリヤーナー州で火葬場の職員らが遺体の焼肉で晩酌をするという事件が起きている。

7(三) ヘヴンズ・ゲート
1970年代に、マーシャル・アップルホワイトとボニー・ネトルズが創立した宗教団体。
ヨハネの黙示録やキリスト教の教えに基づく人間を高次元に進化させることを目的とし、
オカルト的要素も取り交ぜ、ヘール・ホップ彗星からUFOが迎えに来て新世界に旅立つことができると主張。
SFファンの間で人気が広まり、信者は去勢手術を受けて禁欲的な生活を行い、日用品も共有した。

1999年にカール・ボップ彗星が地球に接近した際、
アップルホワイトは「宇宙人からの迎えが来た」と解釈し、38人の信者と共に集団自殺を決行。

死因はフェノバルビタールを混ぜたウォッカを飲み、頭からビニール袋をかぶったことによる窒息死で、
発見時は顔と胴は四角い紫色の布で覆われていて、皆自分達の寝台にきちんと横たわった状態だった。
全ての遺体のポケットには5ドル札1枚と25セント硬貨が見つかり、
皆黒いシャツにスウェットパンツ、足には新品の黒と白のナイキ・コルテスの運動靴、
腕には「ヘヴンズ・ゲート上陸班」とあて布のついたアームバンドをつけていた。

8(右) Qアノン
みんな大好きQアノン。
アメリカの極右陰謀論者。国内ではカルト宗教とみなされFBIの自国産テロリズム潜在的要因と認識されている。
世界規模の児童売買組織が運営している悪魔崇拝者・小児性愛者・人肉嗜食者の秘密結社が存在し、
ドナルド・トランプが秘密結社と戦う英雄というものを教義に活動している。

2017年10月に、匿名掲示板「4chan」に「Q」を名乗るユーザが連投したことを発端に主にネット上で拡散。
「Q」は、自分が投稿しているのは「Q承認」という米政府の機密レベルの内容だと主張した。

アメリカの有識者達とこの団体にまつわる調査隊は、
この背景に南アフリカのソフトウェア開発者であるポール・ファーバー氏と、
4chan管理人ジム・ワトキンスの息子である現在アリゾナ州で連邦議会選挙に立候補している
ロン・ワトキンスが関わってると結論づけている。

陰謀論が加速していくにつれ、
連邦議会議事堂襲撃事件や正義の下での児童誘拐事件が相次いでおり、
現在進行形で続いている期待の超新星である。

9(投) アントン・ラヴェイ (サタン教会)

設立者であるアントンラヴェイ氏が1969年に著した 『サタンの聖書』に表明されているように、
人間の肉欲的自己を是認することを使命とする団体である。
1966年4月30日、カリフォルニア州サンフランシスコにて設立され、2016年には結成50年を迎えている。
ラヴェイは、いわゆる霊的な物事に不信感を持っており、
教会が定義づけているサタンは単に人間が自然に持つ欲求や合理主義の肯定する行動を示しており、
主にキリスト教徒による行きすぎた倫理観の押し付けに対しての皮肉、
いわば逆張りとして設立されたジョークカルトである。

教義には「求められてもいないのに意見や忠告を与えないこと。」
「他人の家に入ったら、その人に敬意を示すこと。それができないならそこへは行かないこと。」
と言ったような至ってまともなものが多く、
極端なモラルというよりも人として大事なマナーを守ることを推奨している。
お遊びで入った幽霊部員のような教徒も多く、
社会的に危険とされるような行動もしていないので、
名前とは裏腹に大半の人にスルーされている団体である。