コピペ運動会

中１のときに同じクラスだったIくん。1限終了後の休み時間に、個室から水を流して
いつもどおりの涼しい顔で出てきた。男子トイレはおしっこをする連中で結構にぎわ
っていた。ところがIくんを追いかけるように、個室から水が流れ出てくる。
おうど色のうんこのきれっぱしも。水はフロアの掃除用の排水口まで
ジャー―と流れてきた。小さな悲鳴と笑いの混じった声が響いた。
イケメンでおとなしくてまじめなIくん。女子にもめっちゃモテた。
Iくんは振り返って、微笑をうかべただけで、だまってトイレを立ち去った。
トイレのフロアタイルに、5センチぐらいのおうどいろのうんこの
きれっぱしが２本残されていた。Nくんと二人で個室を覗くと、同じ色の
うんこが１本が和式便器満杯の水に浮かび、床にどろどろのトイレット
ペーパーがへばりついていた。においはほとんどなかった。（Iくんは
公立中学では成績優秀、かつ人格者と呼ばれていた。）
Iくんのあのうんことあの微笑を思い出して、ずいぶんと抜いた。