528 :恋人は名無しさん :2007/02/21(水) 20:03:43 ID:KhX0rQpL0
元彼が裸族だった。
冬は暖房+灯油ストーブをつけ、こたつで亀になってた。
夏は裸のままベランダに出ようとして、羽交い締めにして止めた。
それだけならまだ良いが、いつの間にか私の家に住み着いて、いつの間にか
自分の家を引き払っての無理矢理同棲。
裸の習性のため、冬は光熱費がかかってしょうがない。
何度言っても服を着ようとせず、逆に私にも裸を進めてきたり。
こたつでうたた寝し、起きたら寝ぼけながら朝勃ち状態で、何かのついでのようなノリで
私に襲いかかってくる。
そういう状況なので、部屋中陰毛だらけだ。いや、陰毛の機動力はすさまじく、
いたるところに陰毛が忍んでいる。
お弁当の卵焼きの中に入っていたとき、一瞬心中を考えた。
そんなこと続いてなお、私は惰性で別れることができないでいた。
しかしある日、元彼がプレステでゲームをしていたとき(もちろん裸で)、
ふとコントローラーを自分の股間に置いた。私のプレステのコントローラーを。股間に。
その瞬間、何かがぶち切れた。
「てめー私のプレステを汚したな!!」とかなんとか言いながら、裸のまま部屋から追い出した。
その時、「俺のちんこはダブで洗っているから大丈夫!」と言い訳したのもむかついて、
そのまま締め出し。もちろんドアをがんがんしばらく叩かれていたが、やがて音はやみ、
すすり泣くような声。
そっとのぞき穴から外を見ると、体育座り(裸)をしてめそめそ泣いている元彼の姿が。
その瞬間、このヒトとは無理だと悟りました。
535 :528:2007/02/21(水) 21:24:29 ID:KhX0rQpL0
ほんと慣れって言うのは恐ろしくて、そんな生活が続くと元彼が裸であるということが
当たり前になっていってこわかったよ。
いつだったか、喧嘩になったとき、
「なによこの裸(ら)!あんたなんてラ・太郎(彼の名前。仮名)だよ!」
と言ったら、それ以来「ラ・○○」というフレーズを気に入ったらしく、
自分のちんこに「ラ・チンコ」という名前をつけて飼い(?)始めた。
あまりにもかわいがるものだから、
彼もラ・チンコ経由なら私の言うことを聞いてくれるかもしれないと思い、
「最近は犬だって服を着る時代なんだから、ラ・チンコにも服を着させてあげたらどう?」と言うと
「それもそうだな」と納得して、ティッシュを一枚ふわさと股間にかけた。
その瞬間も、このヒトは無理だと悟ったなあ、そう言えば……