380 名前:名無しさん@明日があるさ[] 投稿日:2007/06/19(火) 21:19:55 0
中2の頃、俺のクラスでの立場はどっちかっていうとクラスの隅でボーっとしている感じの男だった
俺の想像していたのはクラスの人気者的立場だったがその立場を得られなかった俺は
何か(天使みたいなもの)に憑かれてる男を演じることにした
クラスの人気者が何かおもしろいこと言うたびに見えない何か(俺はそれをラディノスと呼んでた)に
「今のはなにとなにかがかかってておもしろいんだよ」と隣の男だけに聞こえるような声で
解説してあげていた
そして体育の時間に男達がズボンを降ろしあってるのを見ながら
「ラディノス、お前は見るなよ」とかこれもまた周りにいる奴らにだけ聞こえるように
つぶやいたりしてた
そんなキャラを演じはじめてから3日経った時
周りの奴らが「お前いつも誰かと話しているみたいだけど誰と話してるの?」って聞かれた
そこで俺は「んーなんて言うんだろ俺のここら辺にいるの見えない?」と自分の頭ら辺を指差した
友達は俺を変なものを見るようにして「あ、ああ、俺には見えないな・・・」とか言って会話は終了した
それから2日経った日、人気者に俺の話が伝わったみたいで人気者が数人と俺に話しかけてきた
人気者「ラディノス、今日はなんか元気なさそうだな」
その言葉に俺は耳を疑った
あるはずもない存在をこいつには見えてるのかと思って
俺は「あぁ、昨日ちょっとね・・・」としか言葉を返せなかった
それから毎日、クラスの人達にラディノスが見えるようになったみたいで
「今日はラディノスごきげんだなー」とか声をかけられるようになった
俺はそれを人気者に上りつめたと思いこんで毎日学校が楽しく感じた
そんなことをずっと続けた中学の卒業式
みんなに卒業アルバムの後ろのページに一言ずつ書き込んでもらった
その内容は・・・
「中学は卒業できたけど、ラディノスから卒業は?」
「ラディノス、お前も大変な奴にあったな」
「高校に行ったら、ラディノスは言葉に出さない方がいいよ」と、そんな内容ばっかだった
先生からは「もう君は高校生になる!現実から目をそらすな!
困った時は先生はいつでも味方だからな」
その卒アルに書かれた内容を見て、俺がどんなに痛い奴だったか自覚した