2008年のKOTY(クソゲーオブザイヤー)は、「七英雄」と呼ばれる七大作品によるバトルロワイヤルであった。
特に『メジャーWii パーフェクトクローザー』と『ジャンライン』の頂上決戦は
年が明けてなお1ヶ月以上に渡って繰り広げられ、動乱の中でKOTYスレは焦土と化していった。
だが、決着を迎え、疲れきった住人達の胸には、新たな苦難への不安と期待が早くも芽生え始めていた。
「果たして今年、七英雄を過去にするほどのクソゲーは現れるのだろうか……」
2月の終戦から1ヶ月、ひな祭りに世間が沸く3月3日、焼け野原に小さな春が訪れた。
前年度覇者を擁するタカラトミーが、WiiWareにてダウンロード販売し始めた『人生ゲーム』(通称『人生』)である。
本作は前年発売の『人生ゲームWii EX』の機能縮小版として発売され、価格は1000Wiiポイント(1000円相当)。
人生ゲームといえば、40年以上前の発売から常にパーティーを盛り上げてきた安心の「ブランド」である。
だが、本作は「人生ゲーム」から「人生」と「ゲーム」を取り除いた《虚無ゲー》、否、《ゲー無》というほかない。
なんと今回の人生ゲームは、ミニゲームやお邪魔カードなどのパーティー要素が全て削除され、
主人公の名前を決めることもできず、子供時代、結婚、転職などの人生を彩る要素も一切無い。
マップはわずか20マスで一周し、BGMは20秒足らずでループする。その上どちらも一種類しかない。
イベントは文字が表示されるだけで、その内容も「ハンバーグが焦げたので3000万円没収」など投げやり感に満ちている。
もはやゲームというより「苦行」に等しく、本来短すぎるはずの15ターンでの強制エンディングすら救済措置に感じられる。
また、本作には実体が無いため、売ったり投げ捨てたりして怒りを発散することもできず、ただひたすら虚無感が残るのみである。
ともあれ、本作は低価格とブランドを武器に、長期に及んでWiiWare売上げランキング1位に居座り続け、
「クソゲーは更なるクソゲーに生まれ変わり、ダウンロード専用ソフトという新天地でも生き残る」
という新たな脅威を世に知らしめた。
強豪タカラトミーが早くも名乗りを上げ、まずまずの滑り出しとなったが、スレ住人はまだ安心していなかった。
前々年の「四八ショック」、前年の「七英雄」によって目の肥
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