81 名前:大人になった名無しさん[] 投稿日:2006/02/18(土) 21:59:34
昨年の夏休みの話
会ったこともない遠い親戚の葬式。親父が出席するはずだったんだけど、
どうしてもいけなかったので俺が代わりに出席することになった。
新幹線乗って田舎町へ。
周りも見たことない人しかいないので、重い空気に沈鬱していた。
葬式が終わり退出しようとしたとき、出口で見知らぬ婆さんに突然腕をつかまれた。
けれども、つかんだきり何も話さず目を丸くしているだけ。
かなりの高齢だったのでぼけているのかと思い、何でしょうかと質問すると、
○○さん?○○さん?としかいわない。やはりぼけているのだろうかと思い、
周りをみても誰も知り合いがいる様子にない。この人も俺と同じく遠縁のひとらしかった。
婆さんは俺を見ながら「あんれえ帰ってきて下さったん、まっとっ…」と黙り込んで
またしばらく動かない。
すると今度は婆さんに食事に連れて行かれた。お腹も空いていたので一緒に食事をすることに。
食事中、婆さんは昔話ばかりしていた。食事の後も俺はあちこちに連れまわされた。
この建物はいつ作られただとか、あの建物はなくなったのとかそういう話ばかり。
俺は特に語らず、聞き手になっていた。
帰りの新幹線の時間もあるので、婆さんにそのこといって別れようとすると
引止めにかかられた。
もういってしまうのか、今度は直ぐに帰ってくるのかと聞き取りにくい方言で何度も俺に聞いてくる。
めんどくさかったので、また直ぐに会えますよと返事をしつつ別れることになった。
婆さんは駅まで一緒に行くといい、途中何度も行かないでくれといわれ、引きとめられた。
結局、新幹線には乗り遅れた。散々な目にあったと思い帰宅。
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