ロックスターとなるはずが夢破れ、堕ちるところまで堕ち、
ホームレス状態となっていた男性の人生を救ったのは、ふらりと現れた1匹の野良猫だった。
ストリートミュージシャン、ジェイムズ・ボウエンさんの飼い猫「ボブ」が、
2020年6月15日、永遠の眠りについた。14歳だった。
ボブとの出会いが、住む場所を失い薬物依存となっていた、
ボウエンさんのその後の人生を大きく変えたのだ。
カラパイアでも以前に紹介した世界中で知られている猫である。
大切な相棒を失ったボウエンさんは、
「ボブみたいな猫は今までいなかったし、これからもいない。心の光が消えたみたいだ」
と哀しみを吐露した。『The Sun』などが伝えている。
ジェイムズ・ボウエンさんの人生は、2007年まで荒れていた。
薬物中毒にも陥りホームレスとなったボウエンさんは、
ストリートミュージシャンとして路上でギターを抱えて歌いながら、
ホームレス支援雑誌『The Big Issue(ビッグイシュー)』を売ったりしてその日暮らしの生活を送っていた。
しかし2007年のある日、1匹の猫に出会ったことから、ボウエンさんの人生は変わっていく。
捨てられ、怪我をしていた猫をボブと名付け飼うことにしたボウエンさんは、
すぐにボブと離れられない絆を育むようになった。
ボウエンさんが路上で歌う時にはいつも傍に寄り添い、雑誌を売る時や移動する際には肩に乗って、
ボブは文字通りボウエンさんの相棒として生活を共にした。
そんな1人と1匹の姿は次第に周りに注目されるようになり、
2013年にはボブについてのストーリーが綴られた本
『A Street Cat Named Bob And How He Saved My Life(ボブという名のストリート・キャット どのように彼が僕の命を助けてくれたのか)』が出版。
続いて、2016年には映画『ボブという名の猫』も公開された。
映画には、ボブ自身が出演し、事実上初のスクリーンデビューを果たした。
本はベストセラーになり、映画は大ヒット。
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