243: 本当にあった怖い名無し 2010/02/06(土) 16:37:43 ID:MsxiGc6q0
ありがとう。
それでは、同僚が体験した話です。
数年前、大きな台風が来た夜のこと。
同僚Yは出張からの帰途、浸水する道路を必死で走行していた。
時間は零時近く。夕方過ぎから警報も出ていたので、
その頃は車量もほとんどなく、数十メートルおきに置かれた外灯の明りだけが頼り。
視界は最悪。道路はどんどん水かさを増してくる。
Yはそれでも叩きつける雨の中、ワイパーをフル回転させながら必死に車を走らせていたんだけど、
ついに前に進めなくなった。
窓を開けて下を覗き込むんでみると、タイヤがほぼ水に浸かっていて、
ドアの隙間からはじわじわ雨水が染み出し始めてきていた。
もうこりゃ駄目だ、と悟ったYは、自分の入ってる自動車保険に
「集中豪雨の際のトラブル」みたいな条項があったことを思い出して、
応援を呼んでみることにした。
247: 243 2010/02/06(土) 16:56:50 ID:MsxiGc6q0
実際こういうのを呼ぶのは初めてだったから、ちょっと緊張しつつケータイを鳴らすと、
深夜にも関わらず向こうはすぐ出た。丁寧な対応で、事情を話すと、
レスキュー班をすぐ派遣してくれるとのこと。
Yは自分の現在地の詳細に伝え、お願いしますと言って電話を切った。
雨はまだまだ激しく降っている。風も轟々。外は真っ暗で心細い。
早く来てくれないかなーと思いつつぼんやり時間をやり過ごしていると、
サイドミラーにぼんやり近づいてくる明りが見えた。
249: 243 2010/02/06(土) 17:17:21 ID:MsxiGc6q0
やっと助けが来たようで、Yはほっとした。
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