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漏れの肛門がブラックホールになったらどうなるか。
解釈は二通り考えられる。


1. 肛門部分の質量がブラックホールになった場合
2. 大きさが肛門ほどのブラックホールができた場合


まず、1.の肛門部分の質量がブラックホールになった場合。

肛門の質量を100gとしよう。
それが収縮してブラックホールになると、シュ ヴァルツシルト半径は 1.5×10-28m ととても小さい。

これだけ小さいとホーキング放射によって 1.3×10-20秒という短時間でブラックホールが蒸発する。
そのときの放出エネルギーは、質量100gが全てエネルギーに変わるとしてE=mc2の式からTNT火薬2メガトン分になる。

肛門ブラックホールは質量100gなので重力は極わずかで、
一瞬で蒸発するために地球が飲み込まれたり地球規模の被害を及ぼすことはない。

しかしホーキング放射によりTNT火薬2メガトン級の爆発を起こして、
肛門の主とその周囲数十kmの範囲に甚大な被害を及ぼす。

ちなみにLHCで生成される可能性があるミニブラックホールはこれよりもずっと小さくて、
ホーキング放射のエネルギーも極わずかなのでまったく心配する必要はない。


2. 大きさが肛門ほどのブラックホールができた場合。

ブラックホールの大きさ、つまりシュヴァルツシルト半径が肛門ほどの約1cmとすると、
そのブラックホールの質量は地球とほぼ同じ 6×1024kg。

その大きさになるとホーキング放射は極わずかでブラックホール蒸発の時間は 9×1048年にもなるので、
ほぼずっと肛門ブラックホールは残ることになる。

地球とほぼ同じ質量のブラックホールが地球表面上に出現することになるので、
肛門ブラックホールは地球に潜り込みながら互いを回る連星となって、太陽の周りを公転する。

この肛門ブラックホールのロシュ限界は 8,800~11,000kmになるため、
地球が潮汐力によって徐々に崩壊しながらブラックホールに吸い込まれていく。

肛門ブラックホールの近傍では降着円盤が形成されて両極方向にジェットを放出する。
肛門ブラックホールに落ち込む物質からX線やγ線が発生し、地球は加熱してドロドロに溶けるだろう。

肛門の主は即死だが、地表の人間がどれくらい生きていられるかははっきり分からない。
衝撃波や放射線で即死しない場合でも、灼熱地獄と2倍の重力で苦しみながら死んでいくだろう。

地球を飲み込む間、落ち込む物質の放射線で肛門ブラックホールは光り輝く。
近くの太陽系外惑星に知的生命がいた場合、彼らに太陽との二重星として観測されるかもしれない。

※実は、降着円盤が単位時間に放出するエネルギーが計算できてないので、
地球がゆっくり崩壊するか一気に吹き飛ぶかよく分からない。計算できたらまた加筆しようと思う。
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