コピペ運動会

保育園の時の事を今でも覚えてる。
市営プールに姉と父と行き、姉は1人でも泳ぎができ、父は私に1メートル離れた所に立ち、こっちまで泳いでこいと言う。
無理と言っても聞いてくれない、しょうがなく大人用の足の付かないプールを父の方に向かって泳ぐ。進まない。もがきながら空中で父を一瞬見れたが父は普通の顔をしていた。もがいてるつもりでも助けてくれない。これはダメだ、気づいてないと長い間思っていたつもりがいつまでたっても父は抱き上げてくれない。もうダメだ。死ぬまで気づいてくれないのかと意識が遠のくところで知らないおじさんが、溺れてる！溺れてる！と声を上げながらすくい上げてくれた。
あの時のおじさんありがとう。助かったとむせながら泣く私。気付かなかった早くこっちに泳いでこいと思ってた子供がふざけて遊んでると思ってたと言い訳する父。
意識がなくなったら父は気付いてくれたのかなあ。