メロスは、ひどく赤面した。 についたコメント

3  名前::2012/02/11(土) 10:48:07  ID:b69/V+MX PCからの投稿
太宰はあきれた男で「走れメロス」は自分の経験を発端にして書いた。

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懇意にしていた熱海の村上旅館に太宰が入り浸って、いつまでも
戻らないので、妻が「きっと良くない生活をしているのでは……」と
心配し、太宰の友人である檀一雄に「様子を見て来て欲しい」と
お願いする。

往復の交通費と宿代等を持たされ、熱海に向かった檀を、太宰は
大歓迎する。檀を引き止めて連日飲み歩き、とうとう預かってきた
金を全て使いきってしまう。呑み代や宿代も溜まってきたところで、
檀を人質にと説得し、太宰は東京にいる井伏鱒二のところに借金を
しに行ってしまう。

数日待ってもいっこうに音沙汰もない太宰にしびれを切らした檀は、
宿屋と飲み屋に支払いを待ってもらい、井伏のもとに駆けつけると、
二人はのん気に将棋を指していた。太宰は今まで散々面倒をかけてきた
井伏に、借金の申し出のタイミングがつかめずにいた。激怒しかけた檀に
太宰は「待つ身が辛いかね。待たせる身が辛いかね。」 と言ったという。

後日、発表された『走れメロス』を読んだ檀は「おそらく私達の熱海行が
少なくもその重要な心情の発端になっていはしないかと考えた。」と
『小説 太宰治』に書き残している。(wikipedia)
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