先週、ドライヤーで髪を乾かしながらといういい加減な姿勢で適当に点いていたTVを見ていたら、タモ*司会の「エチ*の鏡」という番組で、たまたまその時やっていたのが、宇宙探査機ボイジャー1号のお話。
貴重な画像を地球に送り続け成果を出してきたボイジャー1号だったがいよいよプロジェクトとしての使命を終えて、地球との交信が不可能になる限界に達しようという際、プロジェクトに長年関わってきた研究者の女性が届くかどうか分からない交信機に向かって一言呟いた。
「ねえ坊や。ママの方を振り向いて」
すると、その1週間後プロジェクトが終了したコントロール室で映像受信機が急に動き出す。
ボイジャーから送られた最後の一枚の写真には、地球の姿が確かに映っていたのだという。坊やはその時確かに振り返ったのだ。
ボイジャー計画の中での資料的には既に何も意味はないのだけども、「現在もっとも遠くから撮影された地球の写真」としての意味を持つ一枚の写真。
それよりも何よりも感情を持たないボイジャーが交信の声に振り向いて撮影した写真なのかと思うと、偶然にしてもなんか感動する。その大昔からSFがテーマにしてきた、まさに「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」的なロマンがある話じゃないか。
貴重な画像を地球に送り続け成果を出してきたボイジャー1号だったがいよいよプロジェクトとしての使命を終えて、地球との交信が不可能になる限界に達しようという際、プロジェクトに長年関わってきた研究者の女性が届くかどうか分からない交信機に向かって一言呟いた。
「ねえ坊や。ママの方を振り向いて」
すると、その1週間後プロジェクトが終了したコントロール室で映像受信機が急に動き出す。
ボイジャーから送られた最後の一枚の写真には、地球の姿が確かに映っていたのだという。坊やはその時確かに振り返ったのだ。
ボイジャー計画の中での資料的には既に何も意味はないのだけども、「現在もっとも遠くから撮影された地球の写真」としての意味を持つ一枚の写真。
それよりも何よりも感情を持たないボイジャーが交信の声に振り向いて撮影した写真なのかと思うと、偶然にしてもなんか感動する。その大昔からSFがテーマにしてきた、まさに「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」的なロマンがある話じゃないか。
コメント一覧
その時に撮ったとされた写真について調べても、予定通り撮られたような記述しか見つからない。
ボイジャー1号が太陽系の各惑星を撮影したのは事実。
ただ、撮影は地球からの指令通りに実施されたもので、
女性の呟きで振り返った訳ではない。カメラの運用は終
了しているけど、探査機本体の電源は後10年はもつし
現在もデータは受信している。
無理に神秘的な話にしなくても十分魅力的なストーリー
だと思うが、こういう楽しみ方もありっちゃあり。
お前の世界ではフィクションは許されないようだな。
かわいそうな人生だ。
これ思い出した。
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1992年2月15日 TBS放送
宇宙からの贈り物 ボイジャー航海者たち より
目を閉じることで始めて見えてくる世界があります
僕は今 そんな世界を旅しています
地球を出発してもう14年
僕は今 全天星空の宇宙を秒速20kmの速さで 帰る事のない旅を続けています
旅の中で僕は 太陽系のたくさんの星たちに出会いました
そのひとつひとつの姿を思い出すたびに 胸が熱くなります
あのときの感動が 時折くじけそうになる僕の心を 今も支えてくれているのです
僕の名はボイジャー
宇宙の航海者
心はひとつだけど 体がふたつあります
僕の使命は見ることでした
人間が行けない世界に行き、人間に代わってものを見ることが僕の仕事だったのです
2年前 その仕事を終えて 僕は目を閉じました
この先 この旅がいつまで続くのか どこまで行くのか僕にはわからない
ただ この目で物を見ることはもう永遠にないでしょう
だけど 寂しくなんかない
どこか遠くから僕を呼んでいる光が あるような気がするからです
その光の世界についたら きっとこの僕にも
なぜ僕が旅をしているのかが わかるような気がします
僕が最後に見たのは 太陽系全体の姿でした
2年前のちょうど今日 1990年2月15日
久しぶりの地球からの声を聞いて 振り返ったのです
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あの日僕が聞いた地球からの声は 今まで聞いたことのない不思議な声でした
太陽系の星々にできるだけ近づいて見ることが僕の仕事だったはずなのに
あの日は 遠くから振り返ってみてごらんっていうのです
僕はこわごわ振り返ってシャッターを切りました
太陽がまぶしかった
あの日から僕は
自分がどうして旅をしているのだろうって真剣に考え始めたのです
はじめてみた木星の姿は とても感動的でした
恐いくらいだった
そのとき僕は ふと 不思議なことに気づいたんです
ここは初めてなのに なぜか知っているような気がする
だけど 思い出そうとしても思い出せない
だれかが遠くから見ているような気がする
なにかが始まろうとしている
地球を出るとき 僕はこの旅が 土星で終わるんだと思っていました
ところが もっと先に行きなさいっていう声が聞こえたんです
ここから 僕の体は ふたつに別けられました
一方は太陽系の外へ もう一方は天王星と海王星へ
この日から僕にとって 本当の未知の世界への旅が始まったんです
地球からの声が途切れて もう何年も旅を続けています
この静かな宇宙を旅していると 今まで聞こえなかった不思議な音が聞こえます
その音は 星の奥深くに潜み そこからあふれ出てくる星の音
その音を聞いていると 僕もなにか思い出せそうな
地球を発ってからもう8年近くたちました
こうして目を閉じていると いつも あの懐かしい地球の姿が目に浮かんできます
そんなとき 僕はいつも不思議に思う
どうして人は 僕を宇宙に送りだしたんだろう
ここは 椰子の葉のざわめきも 花の香りも 笑い声も聞こえない
地球とはまったく違う世界なのに
旅の途中 夢を見ました
夢の中で 僕は宇宙人に出会った
その姿は 僕を送り出してくれた地球の人たちとは まったく違う姿でした
でも なぜかとても懐かしかった
遠い昔 逢ったことがあるような
自分がどうして なんのためにここにいるのか見えなくなることがあります
あなたには そんなことはありませんか
僕は 地球という名の星に 使命をもって生まれました
その使命を果たすたびに聞こえてくる たくさんの喜びの声を
自分の喜びとして ここまできました
正直にいって 恐かったことも何度かあった
ここにいるのが 僕でなくってもって 思ったこともある
どうして僕なんだろうって
14年間の 宇宙の旅を通して
こんな僕にも ほんの少しだけわかったことがあります
僕は 僕を送り出してくれた 地球のすべての人たちのこころなんだ
僕が出合った恐ろしいことも 美しいものも みんな人のこころの現われなんだ
そのことだけが ようやくわかったのです
美しいものを たくさんみせてくれてありがとう
僕が最後に撮った家族の写真は 皆さんへのお返しです
僕の感謝の気持ちです
ちゃんと撮れて うれしい
2年前 振り返ったあの日が 僕が地球を見た最後の日
だから今日は 僕の一番大事な記念日です
僕は大丈夫
僕を送り出してくれて本当にありがとう
そして
さようなら
うん、馬鹿長いよ。
米欄に長文貼って誉められると思ったの?バカなの?
青い空を光芒を放ちながら降下するボイジャーの
かすかに立てる音が i'm home と聞こえ
ボイジャーを擬人化した番組だったな。
結構面白かった。
てっきりNHKだと思ってたがTBSだったのか。
向水遙って今何してんだろうな。また4コマが読みたい
本とか読めないんだろうね。…極論か。