187 :素敵な旦那様 :2005/11/30(水) 19:41:12
俺は小学生の頃に母の作った炊き込みご飯が大好物だった。特にそれを口に出して言った事は無かったけど母は判っていて
誕生日や何かの記念日には我が家の夕食は必ず炊き込みご飯だった。
高校生位になるとさすがに「又かよっ!」と思う様になっていたのだが
家を離れるようになっても、たまに実家に帰ると待っていたのは母の
「炊き込みご飯作ったよ。沢山食べなさい」の言葉だった・・・
会社に電話が来て慌てて向かった病室には既に近くの親戚が集まっていた。
モルヒネを打たれ意識の無い母の手を握り締めると母の口が動いた。
何かを俺に言いたそうだった。母の口元に耳を近づけると
「炊きこ・・・たよ。たくさ・・・・さい」と消え入りそうな声で言っていた。
それが最後の言葉だった。
「ママの作ったスパゲッティー大好き!」口の周りを赤くして
スパゲッティーを食べる娘と それを幸せそうな目で見つめる妻を見る度に
母の炊き込みご飯が食べたくなる。
コメント一覧
お袋の味・・・何も思い出せない・・・
おふくろ酸の味が無理でも、嫁の味があるじゃないか!
(色んな意味で)
何があったwww
ありがとう。
ってギャン泣きしたくなる。今現在、実家どころかアパートにも帰れない。
それで実直な彼が最後に残した遺書を読むといい
馬鹿の一つ覚えのごとくマザコンなどと称する輩はそのまま死ぬがいい
そして誰からも忘れ去られればいい
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父上様、母上様、三日とろろ美味しゆうございました。干し柿、餅も美味しゆうございました。敏雄兄、姉上様、おすし美味しゆうございました。克美兄、姉上様、ブドウ酒とリンゴ美味しゆうございました。巌兄、姉上様、しめそし、南ばん漬け美味しゆうございました。喜久蔵兄、姉上様、ブドウ液、養命酒美味しゆうございました。又いつも洗濯ありがとうございました。幸造兄、姉上様、往復車に便乗させて戴き有難ううございました。モンゴいか美味しゆうございました。正男兄、姉上様、お気を煩わして大変申しわけありませんでした。幸雄君、秀雄君、幹雄君、敏子ちゃん、ひで子ちゃん、良介君、敦久君、みよ子ちゃん、ゆき江ちゃん、光江ちゃん、彰君、芳幸君、恵子ちゃん、幸栄君、裕ちゃん、キーちゃん、正祠君、立派な人になって下さい。
父上様、母上様。幸吉はもうすつかり疲れ切つてしまつて走れません。何卒お許し下さい。気が休まることもなく御苦労、御心配をお掛け致し申しわけありません。幸吉は父母上様の側で暮らしとうございました。
ばかいってねーで家から出ろ。仕事見つけろ。
母は健在ですが、仕事の関係で離れ離れ。
実家へ帰るのは、GWと盆と正月。
今度帰省したら、炊き込みご飯をねだってみよう。
僕はまだ走りたい
だけど体は動かない
だったはず。
書き込んで涙出たよ。
それ凄く驚いた
覚えててくれるんだよな……
昔、「食べやすくていいね」的なことを言った野菜炒めを
事あるごとに作ってくれるが、特に好きなわけじゃないんだ……