コピペ運動会

俺30なんやけど、21の時に付き合った彼女が
ずっと忘れられなくて。
別れた時のヘコみ具合はハンパなかった。
女々しいかもしれないけど、毎日泣いてた。
当時、朝から夜まで働きづくめで
仕事が終わったら毎日シクシク。
いつの間にか寝てて朝。
毎日それの繰り返し。
もうなんか別れた辛さを忘れたくて
考えたくなくて少しの時間も仕事で埋めてました。
仕事して帰ったら、そのまま布団にばたんきゅう。
正直、風呂は3日に一回くらいの割合だった。
今考えるとキタネー。
その生活が丸々2ヵ月続いた。
少しづつ気持ち的に考えられるようになって
「ツラい山は越えたな」って思えた時は複雑な気持ちだった。
もう戻れないんだなぁーって。
なんて言うんやろ？「諦めれてる自分」ってのが はっきり分かりました。
そん時には体重が20キロ痩せてた。
身内からは本気で心配だったらしく、俺は結構ヤバイ病気とおもわれてたみたい。
気付いたらホント仕事の制服がスカスカ。
あん時はスンマセン。
んで、それから8年たった最近の話し。
今まで幾度となく、もう一度話したいと思ってた。
諦めたのとは違う感覚で。自分勝手ね。
もう何十回って発信の手前で未遂に終わってた。
ある日、仕事場で前カノを見てしまった。
ホント体にビリリィーみたいな電気走った。
話なんてとんでもない。チラ見しか出来んかった。
でも話したい気持ちが自分の抑えてた物を遥かに越えてたのが分かった。
その日の夜、とうとう発信のボタン押してしまった。
色々かんがえた。「やっちまった」「どうするん？」
その中で一番、神様に祈り倒した事があったのよ。
あれから何年も過ぎてるし
「お願いだから番号は変わってないでくれ‼」
「番号はそのままでいてくれぇ~‼」
心臓バクバク。口から出ちゃいそうな勢い。
.
.
.
「プルルルー。プルルルー。プルッ…」
「もしもし…」
「あっもしもし… お久しぶりです…」
.
．
．
．
．
何を話したか、どんな内容だったか。
頭真っ白。
結果から言うと相手は、かなり迷惑だったみたい。
ガーーーーーーン。
最後に。
「神様ぁ願った事は確かに叶えて頂きました
ホント感謝します。でも神様ァーーーーー
いじわるぅぅぅ。番号しか願わなかったか
らって番号だけって。あんた真面目かっ‼
そこら辺はくみ取って上手くやってよ。
でも神様ぁーありがとうございました。」