初めてお会いしたときのこと憶えていますか?
コピペ投稿者:名無しさん
コピペ投稿日時:2009/12/19 20:07
コピペ投稿日時:2009/12/19 20:07
初めてお会いしたときのこと憶えていますか?
”あ・・・、この人が二番目のご主人になるのかな?優しい人かな・・・
隣にいるのはお子さんですか?クリクリおめめでかわいいね!
あら?3歳なの?私と同い年じゃない。よろしくね!”
私を引き取って帰る車中は、お二人ともご機嫌でしたね。
家に着くともう一人小学生のお兄ちゃんがいて、ニコニコ顔で出迎えてくれました。
でも奥様だけはどこか浮かない顔・・・
”私を買うことで奥様ともめちゃったのかな?”なんて心配しましたけど・・・
それでも三日後くらいに奥様がサードシートの左側にお座りになって、
満足そうに微笑んだときは安心しました。
あれからその席は奥様の指定席になりましたね。
それからというもの、ご家族でいろんなところに行きましたね。
なかでも、毎年恒例の海!!本当に楽しかったなぁ。
そうそう、3番目のお嬢さんが生まれたときのこと!
退院の日、ご主人がお嬢さんを抱いて私に近づいてきたときの顔、今でもはっきり憶えてます。
かなり緊張して、でも目尻が下がっちゃって、私ちょっと笑っちゃいました。ごめんなさい。
でもあの帰り道、私も小さな命を乗せてだいぶ緊張しましたけど・・・。
そのお嬢さんも、もうすぐ幼稚園の年長さん。
確かに時は流れているんだな・・・と感じています。
ご主人はいつも私を綺麗にして下さっていました。本当に感謝してます。
身体のことも気を使ってくれて。
同年代からはいつも羨ましがられていたんですよ。私もちょっと自慢でした。
でも、あの日、・・・・・
ちょっとした気の緩みから私の身体の右側をかなり大きく傷つけてしまって・・・。
ご主人の落ち込んだ顔を見ているのが辛かった。
買い替えの話が出たときも、最後までご主人は反対してくれて・・・。
お嬢さんの目が潤んでいるのがわかりました。
「あの車は10年間いろんなところへ連れて行ってくれた。良く走ってくれたよね。
でも、きっと疲れているんだと思う。かわいそうだよ。もう休ませてあげよう。」
奥様のこの一言で、ご主人の気持ちが大きく揺れたのがわかりました。
真ん中のお兄ちゃんは無言で私に近寄ってきて、傷ついた私の身体を何回も手でさすって、
そのたびに小さなため息を・・・
”ありがとう。でも、でもね、もういいんだよ・・・ありがとう・・・”
心の中で何度もつぶやきました。無口だけど心の優しい真ん中のお兄ちゃん。大好きでした。
お別れの朝、記念に写真を撮っていただきました。その日も相変わらずピカピカでした。
学校に遅れちゃうのに、真ん中のお兄ちゃんが一緒に写りたいって・・・
”本当にお別れだね。一番最初に迎えに来てくれて、最後も見送ってくれて、本当にうれしいよ。
今まで優しくしてくれてありがとうね・・・楽しかった。
さぁ、もう学校に行きなさい。遅刻しちゃうぞ!・・・・・ありがとう・・・さようなら・・・・・”
バックミラーに写った真ん中のお兄ちゃん・・・・・
一人ぽつんと立ったまま・・・・・
だんだん小さくなっていく・・・・・
本当に愛されていたんだなぁと思いました。
かけがえのない家族でした。
本当にほんとうに大好きでした。
たくさんの思い出をありがとう。
・・・・・さようなら・・・・・。
”あ・・・、この人が二番目のご主人になるのかな?優しい人かな・・・
隣にいるのはお子さんですか?クリクリおめめでかわいいね!
あら?3歳なの?私と同い年じゃない。よろしくね!”
私を引き取って帰る車中は、お二人ともご機嫌でしたね。
家に着くともう一人小学生のお兄ちゃんがいて、ニコニコ顔で出迎えてくれました。
でも奥様だけはどこか浮かない顔・・・
”私を買うことで奥様ともめちゃったのかな?”なんて心配しましたけど・・・
それでも三日後くらいに奥様がサードシートの左側にお座りになって、
満足そうに微笑んだときは安心しました。
あれからその席は奥様の指定席になりましたね。
それからというもの、ご家族でいろんなところに行きましたね。
なかでも、毎年恒例の海!!本当に楽しかったなぁ。
そうそう、3番目のお嬢さんが生まれたときのこと!
退院の日、ご主人がお嬢さんを抱いて私に近づいてきたときの顔、今でもはっきり憶えてます。
かなり緊張して、でも目尻が下がっちゃって、私ちょっと笑っちゃいました。ごめんなさい。
でもあの帰り道、私も小さな命を乗せてだいぶ緊張しましたけど・・・。
そのお嬢さんも、もうすぐ幼稚園の年長さん。
確かに時は流れているんだな・・・と感じています。
ご主人はいつも私を綺麗にして下さっていました。本当に感謝してます。
身体のことも気を使ってくれて。
同年代からはいつも羨ましがられていたんですよ。私もちょっと自慢でした。
495 名前:思い出 2/2 投稿日:02/09/12 21:26 ID:GxVcI9rB
でも、あの日、・・・・・
ちょっとした気の緩みから私の身体の右側をかなり大きく傷つけてしまって・・・。
ご主人の落ち込んだ顔を見ているのが辛かった。
買い替えの話が出たときも、最後までご主人は反対してくれて・・・。
お嬢さんの目が潤んでいるのがわかりました。
「あの車は10年間いろんなところへ連れて行ってくれた。良く走ってくれたよね。
でも、きっと疲れているんだと思う。かわいそうだよ。もう休ませてあげよう。」
奥様のこの一言で、ご主人の気持ちが大きく揺れたのがわかりました。
真ん中のお兄ちゃんは無言で私に近寄ってきて、傷ついた私の身体を何回も手でさすって、
そのたびに小さなため息を・・・
”ありがとう。でも、でもね、もういいんだよ・・・ありがとう・・・”
心の中で何度もつぶやきました。無口だけど心の優しい真ん中のお兄ちゃん。大好きでした。
お別れの朝、記念に写真を撮っていただきました。その日も相変わらずピカピカでした。
学校に遅れちゃうのに、真ん中のお兄ちゃんが一緒に写りたいって・・・
”本当にお別れだね。一番最初に迎えに来てくれて、最後も見送ってくれて、本当にうれしいよ。
今まで優しくしてくれてありがとうね・・・楽しかった。
さぁ、もう学校に行きなさい。遅刻しちゃうぞ!・・・・・ありがとう・・・さようなら・・・・・”
バックミラーに写った真ん中のお兄ちゃん・・・・・
一人ぽつんと立ったまま・・・・・
だんだん小さくなっていく・・・・・
本当に愛されていたんだなぁと思いました。
かけがえのない家族でした。
本当にほんとうに大好きでした。
たくさんの思い出をありがとう。
・・・・・さようなら・・・・・。
コメント一覧
キット!海岸方面に向かった不審な車を調べろ!
でも俺はこういう話好きだ