スターリングラード戦の思い出話
コピペ投稿者:名無しさん
コピペ投稿日時:2010/01/29 00:24
コピペ投稿日時:2010/01/29 00:24
461 名前: スターリングラード戦の思い出話 [sage] 投稿日: 2009/04/19(日) 00:45:38 ID:???
…当事攻防戦に参加し生き残った元兵士たちを探し出し、市内最大の激戦地で今は戦争記念公園となっているママイの丘で語らってもらった。戦死者を悼む永遠の火を絶やさぬ記念墓地や、高さ80
メートルの「母なる祖国の像」がある。この丘で戦死した7200名の名を刻んだ壁があり、その壁面に
沿って歩いてもらった。歩いているうちに、壁面に馴染みの名前を見つける。
「ああ、あいつはここで死んでいたのか」
と始めて知り、もう老境に入った元兵士たちが泣き崩れる場面もあった。
そのうち、思い出話に花が咲いた。カメラは回り続けるが、もうカメラの存在など忘れている。
「そういえば、毎晩暖房代わりにウォトカが50グラムずつ配給されたなあ。アレだけが楽しみだった。」
「そうそう。もったいなくてチビリチビリなめるように飲むヤツもいれば、グイッと一気に流し込むヤツも
いたっけ」
「一人一人の性格がモロに出たなあ。覚えているかい、セリョージャって若くて元気のいい青年」
「うんうん、まだ口ひげがうっすらと産毛のように生えてきたばかりだというのに、イッパシの男ぶって
生意気なところがあった可愛いヤツ」
「ウォトカを50グラムずつ飲むなんてケチなことをするやつは、ロシアの男じゃない、とか抜かしやがって
500グラム瓶に毎晩50グラムずつ流し込んだもんだ。瓶が満杯になったら一気に飲むんだ、と言ってね。」
「そうだったなあ。毎晩ウォトカのレベルが上がっていくのが楽しみで楽しみで仕方がないっていう風だっ
たなあ」
このあたりから、ゴツくてモサモサした老兵士たちの声はやたら湿っぽくなり、鼻をすすりだした。
カメラは回り続ける。
「瓶がちょうど満杯になるその晩、ヤツは帰ってこな……」
米原万理著 「ロシアは今日も荒れ模様」より
コメント一覧
引用元書いてるからいいのかね?
レジュメも論文も書けなくなるぞ
それはウォッカないな
そのオチまで書かないと、ロシアの厳しさが伝わらないと思うわ
ソビエトの戦車に乗せられていた歩兵、いわゆるタンク・デサント。
専用の歩兵戦闘車を用意しなくても戦車の進撃速度に合わせられる。
戦車の死角も補えてコリャ便利…とソ連で多用されまくったんだが…
とりあえず陸戦で真っ先に狙うべきは戦車、緒戦から遠距離砲がバンバン飛んでくるわけで…
タンクデサント兵の平均寿命が1週間とかものすごいことが言われていた。
10日なら長生きしたほうなんじゃないか…。