775 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2010/02/11(木) 18:21:52 ID:upg1Ua7H0
知り合いの話。地元の山に、ちょっと変わった謂われを持つ窪地があるのだという。
一見は普通の窪みにしか見えず、別に変わったところがある訳ではない。
ただ雨水等が溜まらないよう、古いがしっかりとした側溝が付けられている。
人が来ることもない荒れた窪地に、なぜ側溝が整備されているのか。
言い伝え曰く、ここに水が溜まると大蛇が姿を現すからなのだと。
蛇と言っても普通の蛇でなく、身体のあちらこちらに人の頭が付いているという異形の姿だ。
ヤガシラと呼ばれていたらしい。
八頭という字を当てると聞いた。
人を襲ったことはないらしいが、これが現れると疫病が流行ると伝えられていて、それで江戸時代の終わりに窪みの縁を切るよう、溝が設けられたそうだ。
今ではこの話を知っている者も少なくなった。
しかし誰の仕業か、いつ訪れても、溝は綺麗に手入れされているという。
コメント一覧
ワロス
見てぇwwwwww
ソッコーひどい目にあう
戦後しばらくの間ウチの近所では発狂や原因不明で死んだり行方不明になる人が沢山出たらしくウチの死んだ爺さんがその窪地に続く道を塞ぐように山のふもとに墓を八つ作ったら何も起こらなくなったとか。何で八つかというと近所で行方不明になって埋まって死んだと思われる人数が8人だからとか。だけど本当の事だと思ってたが嘘だった。
爺さんと仲が良かった近所の寺の住職に「そんな事実は無い」と断言された。爆撃すら無かったはずだと。ならあの墓?みたいな物は何だと聞いたら「お前の爺さんに聞いたが教えてくれんかった。ただ、絶対にあの穴(窪地)には近付くな、と言ってた。理由は聞いても何も言わなかった」だと。親に聞いても俺と同じ事を言われてたらしく住職の言葉にビックリしてた。
ガキの頃から怖い所と刷り込まれてるから近付く事は無いけど、墓らしき物を八つも建ててまで人が入るのを拒んだ爺さんも正直不気味過ぎる。
創作書きまくる人だったはず