6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:20:45.49 ID:5n7PTLy90
長門「綾波レイ。エヴァンゲリオン零号機のパイロット。ファーストチルドレン」
レイ「……あなたは、誰なの」
長門「私は長門有希」
レイ「……そう」
長門「何故私がここに存在しているか不明。世界が改変されたか、空間そのものが転移した可能性もある」
レイ「ごめんなさい、あなたが何を言っているかわからない」
長門「…………」
レイ「…………」
長門「涼宮ハルヒに手渡された本」
レイ「?」
長門「その本に書かれてあった情報を参考にすると、ここは第三新東京市」
レイ「そうよ」
長門「そして、ここはあなたの部屋」
レイ「そうよ」
長門「…………」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:23:25.38 ID:5n7PTLy90
レイ「なぜ」
長門「…………」
レイ「その本を参考にして、何故私のことがわかるの」
長門「それは……」
レイ「それは?」
長門「……情報を言語化できない。伝達が不可能。強いプロテクトがかかっていると思われる」
レイ「話せないの?」
長門「解除は困難」
レイ「そう」
長門「…………」
レイ「暑くないの」
長門「暑い」
レイ「そう」
長門「…………」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:27:04.03 ID:5n7PTLy90
レイ「どうして厚着なの?」
長門「私のいた場所では、まだ冬だった」
レイ「冬?」
長門「そう、冬」
レイ「冬……知らない」
長門「この世界の日本は常夏。四季が存在しないということは把握している」
レイ「…………」
長門「温感を遮断できない。暑さを感覚として捉えることには慣れていない。とても暑い」
レイ「脱げばいいのよ」
長門「把握した。着替えを要求する」
レイ「私、こういう時なんて言えばいいか知っている。図々しいのね、あなた」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:30:30.74 ID:5n7PTLy90
長門「……大きい」
レイ「私のサイズだもの」
長門「…………」
レイ「?」
長門「現在の綾波レイという個体の年齢は14歳だったはず」
レイ「そうね」
長門「世界が違うとはいえ、不公平だと思う」
レイ「あなたが何を言っているかわからないわ」
長門「私の肉体は高校一年生ということになっている。なのにこの差は不公平であると言わざるを得ない」
レイ「そう。あなた、年上なのね」
長門「…………」
レイ「そう。こういうとき、笑えばいいのね」
長門「やめてほしい」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:33:27.66 ID:5n7PTLy90
レイ「あなた、これからどうするの」
長門「とりあえず現状を把握したい。そして、一刻も早く元の場所に戻る必要がある」
レイ「どうして?」
長門「私の役目は観測だから」
レイ「そう」
長門「しかし、この世界に私の居場所は無い。よって、ここを拠点とする」
レイ「私の意見はどうなるの?」
長門「これより待機モードに入る」
レイ「どうして私のベッドに入ろうとするの」
長門「待機モードだから」
レイ「寝る気でしょう」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:36:33.63 ID:5n7PTLy90
長門「狭い」
レイ「もしもし、保安部ですか」
長門「我慢する」
レイ「そうして」
長門「…………」
レイ「…………」
コメント一覧
黙れ
おもしろいと思ったけどお前のコメ見て冷めた
持ってこなくていいよ
内輪でやってろよこんなところまで出てくんな
これは戦艦同士の会話なのかも。
戦艦と車だな。胸熱。
ああ、あやなみと長門で戦艦つながりなのか
いんらん
やられた
きんたま
長門は知らんけど、ちょっと面白かった
おっさんが書いてんのが目に浮かぶ
すげェ!
まさに現代の魔法陣だッッッッッ!!
河が逆流する自然現象だっけ?
18だよ…
アイム、チョーノ。アイム長野!
なんだかんだで着替えを用意したりする様子にホンワカしたのでよしとする
面白いと思って貼ったの?
それにしても、(俺はアニオタだが)アニオタでない人もここには
多く来るのだから内輪ネタはあまり持ち込まないで欲しい。