452 :本当にあった怖い名無し :2008/03/29(土) 22:25:46 ID:6jp3aPw00
俺が小学生のころ、よく親戚の家に遊びに行っていた。
親戚の家にも子供がいたが高校生くらいで、同じくらいの年齢だった姉とばっかり遊んでた。
いつも仲間はずれにされていたが、その親戚の近所にはいつも一緒に遊んでくれるお姉さんがいた。
山で虫採りをしたり、学校であったことを話したりしていた。
すごく優しくて、悲しいことがあって落ち込んでいる時は頭を撫でながら慰めてくれた。
スラっとしたつり目の髪が長い美人で、小学生ながらに俺はお姉さんが好きだった。
しかし、俺が中学生になったときぐらいからそのお姉さんには会えなくなってしまった。
お姉さんの家にいくら行こうとしてもどこだか分からなくなってしまったのだ。
親戚に協力してもらってかなり探したが結局どこにも見当たらなかった。
親戚の家は比較的田舎だったのでキツネに化かされていたんだと親戚は言っていた。
だから、動物園なんかでキツネを見かけるとつい立ち止まって見つめてしまう。
キツネでも良いからまたあのお姉さんに会いたい、とよく思う。
コメント一覧
覚えている地形にたどり着けない大きな原因だったりする