222 :水先案名無い人:2010/06/15(火) 19:17:54 ID:1YwzzNiV0
手話を覚えたチンパンジーかウランウータンを森に返したら 人を見るたびによってきて手話で「帰りたい」と示す
というコピペがあったと思うんですが、
どなたかお願いします
226 :水先案名無い人:2010/06/15(火) 21:59:54 ID:hYlrknP3O
>>222 手話を覚えた(っていうか覚えさせられた)チンパンジー、ルーシーの末路の話。
ルーシーはといえば、それまで頭に詰め込まれた単語をすっかり抜き取られ、
ジャングルに解き放たれた。
チンパンジーの住むべき場所はそこだと、飼い主のジャニス・カーターは考えたのである。
しかし、ルーシーの意見は違っていた。十一年間も人間社会で生活してきた彼女にとって、
眠るならいつものマットレスの上がいいし、
飲み水はボトル入りのミネラルウォーターと決まっていた。
寝る前にマガジンラックの雑誌をぱらぱらめくるのも、ルーシーの楽しみのひとつだった。
そんな彼女が唯一嫌いなものといったら、キャンプしかない。
このため、ジャングルに連れてこられても、えさを一切調達しようとせず、
「エサ。ハヤク。ルーシーニチョウダイ。モット、エサ。ハヤク、ハヤク」とせがんだ。
ジャニスは甘やかされたやんちゃ娘をほとんどけるようにして森に追いやったうえに、
生きたアリの食べ方まで実演して見せた。
この話でとりわけ痛ましいのは、言葉を奪われてしまったことである。
ルーシーがいくら質問してもだれも返事をせず、話をしても知らんぷりだった。
二年後、昔なじみがアフリカのルーシーのもとを訪ねると、彼女は囲いの端に駆け寄り、手話で、
「オネガイ、タスケテ、ココカラダシテ」と救いを求めた。
もちろん、それはむなしい願いでしかなかった。
コメント一覧
って風潮何ナノ?
だとしたらひどすぎる…。
アメリカの絵本『おさるのジョージ』の第1話のあらすじは、
アフリカからアメリカに連れてこられた猿のジョージが動物園に入れられる、というもの。
ラストシーンは動物園の檻の中で「なんてすばらしいところだろう」と感激するジョージ。
つまり、この本の主張をまとめると、こういう事になります。
「本来の住処よりも人間に管理運営されたオリの中での生活の方が、猿にとっては幸せである」
そらそうよ
あーちゃんなら何とかしてくれる!
,r"´⌒`゙`ヽ
/ , -‐- !、
/ {,}f -‐- ,,,__、)
/ / .r'~"''‐--、)
,r''"´⌒ヽ{ ヽ (・)ハ(・)}、
/ \ (⊂`-'つ)i-、
`}. (__,,ノヽ_ノ,ノ \
l `-" ,ノ ヽ
} 、、___,j'' l
野生に返すための施設はある。
動物の保護施設はサンクチュアリと呼ばれるが、
その一部が実践している。
ただむやみに野生の森に戻せばよいわけではなく、
ちゃんと自活できる保証があるまでは監視している。
とくに社会集団で生活している種については、
ちゃんと群れに溶けこめるかどうかも重要な点。
うまく野生に返すことができたら、それだけで事例報告として、
学術雑誌に載せようと思えばできるんじゃないか。
それだけ難しいこと。
もちろん若ければ若いほど野生に返しやすいから、
オトナになったから飼育できないので野生に返すというのは安易。
ガンビアのサンクチュアリに移される前は、
オクラホマ大学の霊長類研究所が所有者だった。
ちょっとだけ救いがある話。
死ぬ1年ほど前にカーターが様子を確認しているが、
そのときルーシーは群れのなかに溶けこめているようだった。
群れへの再導入はある程度成功したのかもしれない。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ウラン『うーたん』
あと口の動かし方までは教えれないから喋れないのだとか。
飼い主はジャニスじゃなく、アメリカ人の夫婦。
自分達の勝手であかちゃんのルーシーを人間として育てたくせに、
成長してもてあましたらジャニスのいる施設に放りだした。
ジャニスは本当なら数ヶ月野生に帰る訓練をして帰国する予定が、
ルーシーは全く無理だったから10年も面倒見たんだよ。