コピペ投稿者:名無しさん
投稿者ID:jBZshZwu
コピペ投稿日時:2010/08/17 18:30
コピペ投稿日時:2010/08/17 18:30
543 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 19:16:22 ID:???
では殺伐としたスレにふさわしい?話をば>>529-531の大隊が別の村に行った時の事
今度は村長が周りの村の村長達を伴って現れた。大隊長に話があると言う。
聞いてみると「実は最近この辺りに大きな虎が出て被害が頻発している」
「とにかく巨大な虎で、高い柵を飛び越えて家畜の牛(水牛?)を殺し、首を咥えてまた柵を飛び越えて逃げた」
「もし人の味を覚えたら、と皆怖がっている」「軍人さん達に退治してもらえないだろうか」
とのかなり切実な訴えであった。
そうと聞いては放って置けぬ、地元民の人心を掴むのにもうってつけだ、と大隊長は二つ返事で快諾。
早速志願者を募って虎退治に乗り出すことになった・・・が・・・
来るわ来るわ大隊中の物好k、もとい善良な住民の憂いを晴らさんとする篤志な連中がぞろぞろとw
いくらなんでも多すぎる、大隊長が人選して虎狩り特務隊を編成した。
だが当然の如く大隊長が先頭に立っているのは何故だw
「加藤清正の朝鮮虎退治ならぬ、南方で虎退治とはいい土産話ができた(笑」とかのんきな事言ってて大丈夫?
544 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 19:17:08 ID:???
さて「あの岩山に潜んでいるらしい」と教えられたあたりをくまなく探すと・・・居た、大きな洞窟の中に確かに生き物の気配がする。唸り声からしてこりゃ確かに大虎だ。
早速銃撃を加えてみても、暗闇に潜む奴が相手ではまともに狙いも付けられない。
ではこれでどうだ、と手榴弾を放り込んでみても効果無し。どうやら岩の陰に隠れているらしい。
ええい畜生め、ならば文明の証、炎を喰らえ!と洞窟内に火炎放射機でもって火攻めを敢行!
だが・・・炎が収まるとまだ中で唸り声がするではないか、奴は不死身か(汗
しかし流石にあれだけやれば弱っているに違いない、現に唸り声も小さくなってきたし、
手負いのままで放置するのは危険すぎる、と突入班を編成、止めを刺しに洞窟へ・・・
だが大隊長、なんであんたがまた先頭にいるw
暗闇の中を慎重に進んでいくと・・・「「「うわーッ、出たーッ!!!」」」
最後の力を振り絞ったか目を爛々と光らせた虎が突進してきた!
焦った大隊長、手に触れたベルトの拳銃の銃把を引っこ抜きざま一発!
確かに手応えあった、と思った次の瞬間、それは起こった。
545 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/08/15(日) 19:17:54 ID:???
「「「うわーッ!虎が口から火ィ吹いたーッ!?!」」」あろうことか大口開けた虎が炎を噴き出し、暴れ始めたではないか!
こんなのまともに相手できる訳ない、突入班が脱兎の如く洞窟から逃げ出すと、
もしもの時のために仕掛けておいた爆薬で洞窟の入り口を爆破、閉塞させたのであった。
「あ、あんな虎いる訳ない、ありゃ化け物だ」「口から火を吹くなんてあり得ない!」
等々突入班が息も絶え絶えに訴える中、大隊長はある事に気がついた。
自分が握りしめていた「拳銃」を皆に見えるようにそーっと上に挙げると、
状況を理解した虎狩り特務隊の面々は、緊張が一気に切れ大爆笑を始めた。
拳銃は拳銃でもそれは、照明弾を装填した信号拳銃だったのである。
それを口で受け止めりゃ、虎も火ィ吹いて暴れ回るわい。
うむ、全然ほのぼのしてねーなw
大昔に読んだ本だから記憶間違いがあるかもしれないし
「大隊長殿」の個人戦記だから多少のホラは入ってるとは思うが面白かったな、あの本。
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こんな風に感謝される兵隊さんでいたいね。