突如キレる。コレの効果は思いのほか高い。
大人しそうなナヨナヨした奴があるキッカケを境にいきなりキレる。それは普段大人しい反動で物凄く怖そうに感じるし、無条件で実力の120%以上出しているようにも感じられる。
日本人はというか、おそらく人類に共通なのであろうけど、多くの人はこういった豹変がめっぽう好きだ。ヒーロー物で変身して強くなるというのも一種の突如キレる、に近いものがあるし、ドラマなどの三文ストーリーでは恋人や友人などの大切な人を失った主人公が怒りのパワーで光り輝いちゃったりなんかして不可能を可能にする。
虐げられた現状から開放される、そのカタルシスは相当なものだし、一種、自分の姿に置き換えて、自分だって本気になれば、本気でキレれば120%以上の力を発揮できるのだと、と投影しているのかもしれない。
そういった部分に訴えかけるのは非常に分かりやすいし感情移入もしやすい。見ている人たちもスカッとする。本当にわかりやすく言うと、水戸黄門が印籠を出す時間だ。出す前はクソジジイとか言われてるヒヒジジイが印籠を出したとたんに偉そうになって形勢逆転、これほどわかりやすい使い古された図式もそうそうない。
しかし、逆を言うとそれは卑怯なのではないだろうか。そんな規定路線で戦っていたら、いわゆる展開にハマるという状態に陥りやすい。故に、戦いにおいても勝利を収める確率が高くなる。これはいささか卑怯だ。
僕はこれまでに出会い系サイト業者だとか債権回収業者、少し頭がおかしい人などと戦ってきたのだけど、その戦いのほとんどでこの戦法を使っている。これがもう猛烈に卑怯。
だって、なよなよしてたら突如キレて「ぶるううううあああああああ!」とかいって用意周到に準備してた武器で反論するんですからね。そりゃ心の準備ができていない相手は怯むし、勝利しやすくなるってもんですよ。
だから、「対決シリーズ」と銘打ってるものの、僕のほうは別にガチンコで対決してるわけじゃなくて、初めから勝てそうな相手を選んでやってるし、突然キレるという極めて有利な戦法を選んでますからね。
まあ、悪徳業者の方もその手法を、つまり、最初は温厚に話していて突如キレて「金払えやゴラァ!」とか卑怯な方法を使ってますから、どっちもどっちなんですけどね。
ということで、今回はこういった突如キレるという手法を使わず、あえて逆の方法で出会い系サイトの料金請求の彼らと対戦してみます。分かりやすく説明すると、電話してきた最初っからキレてて、勝負どころで急に甘えん坊になる、というこれまでとは逆のパターンです。
まずは、僕は携帯電話が新しいものに変わってしまって番号とかも変わってるので、全く請求電話がかかってこないので、これでは話が始まりません。ですので、あえてかかってくるようにします。適当にその辺の詐欺っぽいサイトにアクセスしまくって、電話番号を登録しまくる。これだけで数日後には鬼のように請求電話がかかってくるので世の中ってのは単純な構造です。
で、やっとこさ、僕の携帯電話に03から始まる見慣れない番号からの着信が。こんなのがかかって来るのは出会い系サイトからとしか考えられません。さっそく新戦法で電話に出てみましょう。
プルルルルルルルル
ガチャ
「もしもし、あのーそちらは電話番号080・・・・の携帯で、」
「なんじゃこりゃああああああ!何か用かああ!」
これから詐欺で金を騙し取ろうとしてる相手が電話に出た瞬間に怒鳴ってるんですからね、いくら心臓に毛が生えている詐欺業者でもそりゃあビビります。
しかし、そこはさすが詐欺業者。きちんと立ち向かうマニュアルでもあるのか落ち着いて対応してきます。
「いや、実はですね、出会い系サイトの利用料のことで相談のお電話をしたのですが・・・」
「知らんがな!テメー、あんまふざけた事言ってると脳みそ煮るぞ!」
とまあ、冷静に説明する業者に、意味不明に大声でキレている僕という、よく分からない構図が出来上がってました。
「利用料金と延滞金を払ってもらわないと困るんですよね・・・」
「知るか!俺だって払ったら困るだろうが!あー!?いくらだ!いくら請求されてんだよ、俺は!話はそこからだろうが!このコンコンキチ!」
「利用料と延滞料、合わせて44000円です」
「なんだとコラァ!44000円って言ったら2回はデリヘル呼べるじゃねえか!ふざけんな!ブルウウウウウウウアアアアアアアア!!!!」
「いや、ですが払って頂けないと・・・」
「テメーは俺をなめてんのか?ああ?なめてんだな?あんまふざけてっと落ち武者の格好してお前の会社に行くぞ、ぶひいいいいいいいいいいい!」
と思いっきりキレたところで新戦法です。いきなり甘えましょう。
「とにかく当社は法的措置も視野に入れてまして・・・」
「コラー!テメー!この薄らバカが!そんなね、高いお金払えないでちゅよ、ちょっとオマケしてくだちゃい、ぷー」
これには電話口の業者も物凄いダメージを食らったみたいで、電話の向こうで「ブホッ!」って感じになってました。
そりゃね、電話かけた最初から怒鳴ってるもんですから、業者も、あ、やばい人にかけちゃったかも、とか思ったのでしょうけど、いきなり声色も変わって甘えん坊口調ですからね。
「いや(ぷぷ)、やはり値段はまけられないですね(ぷぷ)払っていただかないと(必死に笑いを堪えてる)」
「あぶー、そんなお金もってないでちゅー」
結局、妙に和んだ雰囲気になってしまって業者のほうも詐欺的請求とかする気もなくなったみたいで、
「じゃあいいです。また今度電話しますね」
みたいな感じで引き下がってしまいました。あれだけしつこい業者がこうも簡単に電話を切るとは!
で、このいきなり甘える新戦法は使える!そう思った僕は、その数時間後に見慣れない番号からまた着信があったので、やってやろうと
「ゴラァ!なんだこらあああああ!金ならねえぞ!」
と威勢良くいきなりキレて電話に出ましたところ
「あの、大家ですが・・・家賃の督促を・・・」
アパートの大家じゃねえか。微妙に家賃支払い拒否みたいな電話になっちまったじゃねえかと、途方にくれるのでした。
「もう少ししたら払うので待ってくだちゃい」
「ダメです、もう2ヶ月も待ってます」
大家には全然通じませんでした。
大人しそうなナヨナヨした奴があるキッカケを境にいきなりキレる。それは普段大人しい反動で物凄く怖そうに感じるし、無条件で実力の120%以上出しているようにも感じられる。
日本人はというか、おそらく人類に共通なのであろうけど、多くの人はこういった豹変がめっぽう好きだ。ヒーロー物で変身して強くなるというのも一種の突如キレる、に近いものがあるし、ドラマなどの三文ストーリーでは恋人や友人などの大切な人を失った主人公が怒りのパワーで光り輝いちゃったりなんかして不可能を可能にする。
虐げられた現状から開放される、そのカタルシスは相当なものだし、一種、自分の姿に置き換えて、自分だって本気になれば、本気でキレれば120%以上の力を発揮できるのだと、と投影しているのかもしれない。
そういった部分に訴えかけるのは非常に分かりやすいし感情移入もしやすい。見ている人たちもスカッとする。本当にわかりやすく言うと、水戸黄門が印籠を出す時間だ。出す前はクソジジイとか言われてるヒヒジジイが印籠を出したとたんに偉そうになって形勢逆転、これほどわかりやすい使い古された図式もそうそうない。
しかし、逆を言うとそれは卑怯なのではないだろうか。そんな規定路線で戦っていたら、いわゆる展開にハマるという状態に陥りやすい。故に、戦いにおいても勝利を収める確率が高くなる。これはいささか卑怯だ。
僕はこれまでに出会い系サイト業者だとか債権回収業者、少し頭がおかしい人などと戦ってきたのだけど、その戦いのほとんどでこの戦法を使っている。これがもう猛烈に卑怯。
だって、なよなよしてたら突如キレて「ぶるううううあああああああ!」とかいって用意周到に準備してた武器で反論するんですからね。そりゃ心の準備ができていない相手は怯むし、勝利しやすくなるってもんですよ。
だから、「対決シリーズ」と銘打ってるものの、僕のほうは別にガチンコで対決してるわけじゃなくて、初めから勝てそうな相手を選んでやってるし、突然キレるという極めて有利な戦法を選んでますからね。
まあ、悪徳業者の方もその手法を、つまり、最初は温厚に話していて突如キレて「金払えやゴラァ!」とか卑怯な方法を使ってますから、どっちもどっちなんですけどね。
ということで、今回はこういった突如キレるという手法を使わず、あえて逆の方法で出会い系サイトの料金請求の彼らと対戦してみます。分かりやすく説明すると、電話してきた最初っからキレてて、勝負どころで急に甘えん坊になる、というこれまでとは逆のパターンです。
まずは、僕は携帯電話が新しいものに変わってしまって番号とかも変わってるので、全く請求電話がかかってこないので、これでは話が始まりません。ですので、あえてかかってくるようにします。適当にその辺の詐欺っぽいサイトにアクセスしまくって、電話番号を登録しまくる。これだけで数日後には鬼のように請求電話がかかってくるので世の中ってのは単純な構造です。
で、やっとこさ、僕の携帯電話に03から始まる見慣れない番号からの着信が。こんなのがかかって来るのは出会い系サイトからとしか考えられません。さっそく新戦法で電話に出てみましょう。
プルルルルルルルル
ガチャ
「もしもし、あのーそちらは電話番号080・・・・の携帯で、」
「なんじゃこりゃああああああ!何か用かああ!」
これから詐欺で金を騙し取ろうとしてる相手が電話に出た瞬間に怒鳴ってるんですからね、いくら心臓に毛が生えている詐欺業者でもそりゃあビビります。
しかし、そこはさすが詐欺業者。きちんと立ち向かうマニュアルでもあるのか落ち着いて対応してきます。
「いや、実はですね、出会い系サイトの利用料のことで相談のお電話をしたのですが・・・」
「知らんがな!テメー、あんまふざけた事言ってると脳みそ煮るぞ!」
とまあ、冷静に説明する業者に、意味不明に大声でキレている僕という、よく分からない構図が出来上がってました。
「利用料金と延滞金を払ってもらわないと困るんですよね・・・」
「知るか!俺だって払ったら困るだろうが!あー!?いくらだ!いくら請求されてんだよ、俺は!話はそこからだろうが!このコンコンキチ!」
「利用料と延滞料、合わせて44000円です」
「なんだとコラァ!44000円って言ったら2回はデリヘル呼べるじゃねえか!ふざけんな!ブルウウウウウウウアアアアアアアア!!!!」
「いや、ですが払って頂けないと・・・」
「テメーは俺をなめてんのか?ああ?なめてんだな?あんまふざけてっと落ち武者の格好してお前の会社に行くぞ、ぶひいいいいいいいいいいい!」
と思いっきりキレたところで新戦法です。いきなり甘えましょう。
「とにかく当社は法的措置も視野に入れてまして・・・」
「コラー!テメー!この薄らバカが!そんなね、高いお金払えないでちゅよ、ちょっとオマケしてくだちゃい、ぷー」
これには電話口の業者も物凄いダメージを食らったみたいで、電話の向こうで「ブホッ!」って感じになってました。
そりゃね、電話かけた最初から怒鳴ってるもんですから、業者も、あ、やばい人にかけちゃったかも、とか思ったのでしょうけど、いきなり声色も変わって甘えん坊口調ですからね。
「いや(ぷぷ)、やはり値段はまけられないですね(ぷぷ)払っていただかないと(必死に笑いを堪えてる)」
「あぶー、そんなお金もってないでちゅー」
結局、妙に和んだ雰囲気になってしまって業者のほうも詐欺的請求とかする気もなくなったみたいで、
「じゃあいいです。また今度電話しますね」
みたいな感じで引き下がってしまいました。あれだけしつこい業者がこうも簡単に電話を切るとは!
で、このいきなり甘える新戦法は使える!そう思った僕は、その数時間後に見慣れない番号からまた着信があったので、やってやろうと
「ゴラァ!なんだこらあああああ!金ならねえぞ!」
と威勢良くいきなりキレて電話に出ましたところ
「あの、大家ですが・・・家賃の督促を・・・」
アパートの大家じゃねえか。微妙に家賃支払い拒否みたいな電話になっちまったじゃねえかと、途方にくれるのでした。
「もう少ししたら払うので待ってくだちゃい」
「ダメです、もう2ヶ月も待ってます」
大家には全然通じませんでした。
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やってみよう。女だけど
俺がかけるわ
何を