279 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2010/10/12(火) 19:17:43 ID:5lGlhe130
知り合いの話。 彼女の家は街外れにある。
山からはかなり離れているのに、何故か山の動物がよく現れるのだという。
それも決まって、死体で。
状況からするとどう考えても、動物が庭に自分から入り込み、そしてそこで
息絶えたとしか思えないのだそうだ。
彼女は一度だけ、その現場を直接見たことがあるという。
痩せた狐が垣根の間から入り込んできて、庭で腰を下ろした。
そこは彼女の部屋の真前で、机に座っていた彼女と窓越しに目が合った。
次の瞬間、パタリと倒れて動かなくなる。
庭に出てみると、狐は既に死んでいた。
「何でみんな、わざわざうちに死にに来るのよ!?」
悲しそうな顔で彼女は嘆いていた。
280 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2010/10/12(火) 19:19:22 ID:5lGlhe130
友人の話。 単独登山中、古い山寺に泊めてもらったのだという。
夜中、何かに顔を撫でられて目が覚めた。
彼曰く“柔らかい筆で頬を撫でられたみたいな”、そんな感触だった。
寝袋の周りには誰もいなかった。
顔に手をやると、しなやかな感触が触れる。
慌てて明かりを点けて確認した。
髪の毛の束だった。
長さは小一メートルほどもある。
部屋を隅々まで見て回ったが、間違いなく自分一人しかいない。
流石に気味が悪く、別の場所に寝床を移し、再度寝ることにした。
しばらくして、また何かに顔を撫でられた。
やはり髪の毛だった。
その後も彼が寝入ると、天井からパサリと髪が降ってきた。
お陰でろくに寝られなかったらしい。
翌朝、住職に大量の髪の毛を見せてみたが、不思議そうに首を捻るばかり。
礼の言葉もそこそこに、その寺を後にしたそうだ。
281 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2010/10/12(火) 19:20:49 ID:5lGlhe130
友人の話。 幼い頃、祖父に頼み込んで、実家の裏山の木に古タイヤを吊して貰ったという。
「俺ってあの頃、パンダ大好きでさ。
ある本で“パンダは木に吊したタイヤで遊ぶのが好き”ってのを読んでから、
そうかそうすれば裏山にもパンダが遊びに来るかもしれない!って思いついたんだ。
パンダが中国にしかいないと知ったのは、小学校に上がってからだったわ」
お前さんの遊具くらいにはなったろう。それとも熊でも戯れに来たかい?
からかってそう言うと、微妙に表情が変わる。
「いやそれが、確かに何かが山から下りてきて、あのタイヤにぶら下がってたんだ。
でもソレって、どこをどう見てもパンダとか熊とかじゃなかった。
全身が黒かったし、それに加えて首だけが異様に長かったから。
うん、怖くて気持ち悪くてとても近よれなかったから、隠れて遠くから見てた。
まぁ結局、見るのにも飽きて帰っちゃったんだけど。
あんな変なモノを見たのは、後にも先にもあの時だけだったなぁ」
その後すぐまた祖父に頼んで、タイヤを撤去して貰ったそうだ。
コメント一覧
このコテどっかで見たことあるんだけど
考えたら変な知り合いが多い人だね
②全てコテの知り合いの妄想 → 林先生の出番
③全てコテの妄想(自分では本当と信じ込んでいる) → 林先生の出番
④全て現実の話
④だったら実に困る。夜中に小便行けなくなる。
睡眠妨害されただけでそこまでするのかよww
昔からたまり場になりやすいやつの家とかに近い
まさか本気にしてる奴いないよな?
別に本気にしても一向に構わんと思うけど?
ていうか3話とも尻切れ状態で気持ち悪いです
「担任の先生」みたいなもんか
99の創作の中に1の実話が紛れてたりwww
3割・雷鳥さん
2割・雷鳥さんアンチ
2割・雷鳥さん信者
2割・名無し
ぐらいの割合なんだよね
あとの1割はどこのいった
小坊主B「気付かれたらバツゲームなw」
髪長ぇな。
いや、今どき髪がある小坊主は普通だろうけど、
髪長ぇな。
つまりこれは
「命を差し出してもいいぐらい想っています」
という黒髪ストレート美人の変化球告白だったんだよ!