11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/23(木) 02:27:41.40 ID:mg7/tAP80
少女看守「さいごに……食べたいもの、ある?」死刑囚「へへ、看守さん…。俺、看守さんのお弁当が食べたかったな」
少女看守「! ……残念だけど、今それは用意できない…」
死刑囚「そっか…前に一度作ってきてくれただろ? 今だから言うけど、あれ、すっげー美味かった…」
死刑囚「あんな気持ちのこもったもの、生まれて初めて食ったよ」
少女看守「し……」
死刑囚「し?」
少女看守「し…死なずに戻ってこれたらまたつくってやるです…」
死刑囚「…ぷ。ははっ、そりゃ頑張らないといけなくなったな」
死刑囚「こんなことになるなら首だけで体重支える練習しとけばよかったよ」
少女看守「……」
死刑囚「おっと、時間だ。じゃあ『また』な、看守さん……」スタスタスタ
少女看守「…………」
少女看守「……うっ、うえぇぇぇん……馬鹿ぁ…今更そんなこと言うなぁ…」ボロボロ
19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/23(木) 02:57:35.53 ID:mg7/tAP80
死刑囚「あれ?」少女看守「どうしたの?」
死刑囚「俺が作業で作った椅子、売品リストに載ってないんだけど」
少女看守「ああ、あれはリストに載る前に担当にせがんで私が買っ………げふんげふん」
死刑囚「ん? なんか言った?」
少女看守「あれは……そ、そう、処分した」
死刑囚「えっ、処分!? 安全面に問題あったの? 担当の人は良い出来っていってくれたのに…」
少女看守「そう、安全面に問題があった。だから処分したです」
死刑囚「そっか……あーあ、俺が死ぬまでにこの世に残せた唯一のものだったかもしれないのに…」ショボン
少女看守「あ……しょ、処分と言っても売れないだけで、勿体ないから私が引き取って使ってる…」
死刑囚「え? そうなの?」パァァ
少女看守「うん」
死刑囚「ならよかった。頑張って作ったんだから、大切に使ってくれよな」
少女看守「うん……ずっと…ずっと、大切にする……」
コメント一覧
初めてGETする
興奮してきたな
メリークリスマス
無駄使いすんな
メリークリスマス。
海外で考えればおけ
俺には見えるぞ。無くさないように首に掛けて貰った鍵を、ジャラジャラいわせながら歩く少女の姿が。
!!!????
J( 'ー`)し <すぐそういうこと言うー
こんなので笑ってしまったっ!くやしいっ!
死刑になったのかも知れんぞ。
世の中がアウターゾーンみたいになってきたな。
じゃあ俺は車改造して月まで行く準備でもするかな。
期待していた俺は映画じゃなくて、多分えむえむっ!の見すぎ。