2005年11月07日: ヤフーオークションを荒らしまくる「メイラーダエモン」に被害者続出
インターネットのオークションサイトを荒らしまくる「メイラーダエモン」と名乗る落札者が出没し、出品者を恐怖のどん底に突き落としているという。
もっとも被害の大きいヤフーオークションでは、早急な対策が求められているが、複数のメールアドレスを使い分けているうえ、それらが正式なプロバイダのメールアドレスであるため、被害が発覚するまでそれが「メイラーダエモン」であることが確認できず、事実上野放しになっている。ヤフーでは対策に頭をかかえている。
「メイラーダエモン」の手口は、普通の落札者を装い、出品者から商品を落札。極端に落札金額を吊り上げるわけでもないため、この時点で出品者は被害に気がついていない。しかし、いざ出品者が落札者に連絡を取ろうとメールを送ると、落札者は豹変。「メイラーダエモン(MAILER-DAEMON)」を名乗り、英文で意味不明の返信を送ってくるという。最初の内は出品者も丁寧な文面で、日本語で分かるように再送するよう要求するが、なにを言っても「メイラーダエモン」は聞く耳を持たず英文での意味不明メールを返し続けてくる。そして、根負けした出品者があきらめて落札を取り消した途端「メイラーダエモン」は、「ひどい出品者だ」と怒りだし、出品者の評価に「悪い」つけるだけでなく、延々とこの出品者が「短絡的で無知」などと罵倒するコメントを書きつづけ、出品者を嘲笑して去っていく。それだけでは飽き足らず嘲笑サイトを立ち上げ、出品者をさらに笑いものにすることもあるという。
特徴的なのは「メイラーダエモン」なる人物、メールを送ってから数分、極端な場合は数秒で返信を返してくるという点だ。多くの被害者が受け取ったメールの内容がほぼ同じ物であることや、この異常なまでの返信スピードから、組織的な複数犯ではないかとみられている。
恐ろしいのは、出品者にとって落札が確定するまで自分が被害にあっていることに気がつかない点だ。そして、落札者が「メイラーダエモン」だと気がついた時には既に遅く、オークションを台無しにされただけでは済まず、成すすべも無く評価に「悪い」とつけられるのをただ指をくわえてみていることしか出来ない。出品者たちはこれが不可避な被害であるため、対策もたてられずにただ恐怖に怯えているという。
ヤフーでは、被害の拡大を懸念、被疑者不詳のまま偽計業務妨害罪で告訴の準備をすすめている。被害者団体でも名誉毀損などで同様の訴訟を起こす予定だという。(ABS通信)
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コメント一覧
aウムラウト(ä)はエーと読みます。
一応デーモンと読むのが正しいんです…。
思う。とくにゆとり。
キモがってもいい?
むしろ怖がっていい
英語しゃべれないから「I'm japan」って返信した。
メール使い始めた頃の淡い思い出。
I'm japanって‥‥‥
あなたが、”日本”でしたかwww
ちなみに私は"日本人”です