コピペ投稿者:名無しさん
投稿者ID:cxNOCWCS
コピペ投稿日時:2011/06/27 18:02
コピペ投稿日時:2011/06/27 18:02
732 :本当にあった怖い名無し:2011/06/26(日) 22:25:20.64 ID:j/zMEuB5P
ちょうど1年前のこと‥‥俺と悪友は行きつけの居酒屋に行っていた。 俺は県外に、その悪友は地元に就職が決まり、その祝いだった。
席に案内されるときに、俺は床になんかのカードが落ちてることに気づいた。
それは地元の大学の学生証だった。名前のところに、白雪和美と書かれていた。
「おいおい、絶対カワイイだろこの子」「どっかの席にいるよ、早く渡そうよ」
「ああ、ついでに流れで一緒に飲んじゃおうぜ」俺たちはテンションが上がってた。
「あ、それ」そのとき、俺たちの後ろから女の声がした。
「やっぱりここで落としてたんだ」彼女は学生証を指さしながらそう言った。
「あなたがカズミさんですか」俺はそう言いながら学生証を彼女に渡した。
「ええ、私がシラユキカズミです」彼女は笑いながら俺たちに小さくお辞儀をした。
俺と悪友はヤベーカワイイよと目で合図しながら、なんとか彼女と一緒に飲もうと考えてた。
また落とさないように見張っていますよとかなんとか言って俺たちはとりあえず彼女の座ってる席まで一緒に行くことにした。
でも、そこで俺たちのテンションは一気に下がった。彼女には連れがいたのだ。それも男。明らかに彼氏だった。
「この人たちが学生証を拾ってくれたよ、ユウキくん」
彼女は笑いながらそう言って、俺たちを彼に紹介してくれた。
「‥‥、ありがとうございます」
俺たちの下心がバレバレだったのか、彼氏は少し微妙な表情をしながらアタマを下げた。
流れで一緒に飲むことになったんだけど、これが意外と面白かった。
俺たちと同じように二人ともイタズラ好きだったからなのかずっと他愛もないイタズラ話で盛り上がった。
また来週も一緒に飲もうということになって、俺たちは二人と別れた。
733 :本当にあった怖い名無し:2011/06/26(日) 22:26:19.98 ID:j/zMEuB5P
「楽しい奴らだったなー」俺がそう感想をもらすと、悪友も続いてこう返した。 「お前は気付かなかったかもしれないけど、二人とも結構イタズラ好きだったからな」
「二人の性格には気づいてたって」
「ま、来週が楽しみだねえ」悪友がニヤニヤ笑いながらそう言った。で、その日はそのまま家路に着いた。
次の日の夕方、俺が家でだらだらしてると、悪友が血相を変えてやって来た。
「おい、これ見ろよ!」悪友が持ってきた地元の新聞にはこう書かれていた。
「xx日深夜、xx大学に通うシラユキカズミさん、フジミヤユウキさんの乗っていた車が道路から転落横転した。
助手席にのっていたシラユキカズミさんは即死。運転席にいたフジミヤユウキさんも重症を負っている。
って、嘘だろ」あの居酒屋で会った二人だった。俺たちと別れた直後の事故で、まさに信じられなかった。
それから一ヶ月後ぐらいに、俺たちはまたあの居酒屋で飲んでいた。今回は俺たち2人だけだった。
その場の雰囲気で、やっぱり事故現場に花をあげにいこうということになった。
で、0時過ぎ頃に居酒屋を出て市街地の外れの山道の事故現場に向かった。
夜中ということもあって、現場付近には俺たち以外の車は止まってなかった。
「この辺から、落ちたらしい」俺たちは車を降りてまさに事故現場に歩いていた。
「あっ」そのとき、悪友が小さくを息を飲み込んだ。
事故現場に先客がいた。彼氏のユウキくんだった。
退院したてだからだろうか、目は赤く、顔色も青白い。なんとかやっと生きてるって感じだった。
「帰ろう。その、邪魔しちゃ悪いからさ」悪友は俺の袖を引っ張って、車に引き返そうとした。
734 :本当にあった怖い名無し:2011/06/26(日) 22:27:18.68 ID:j/zMEuB5P
「バカ、こういう時こそ誰かがそばにいなきゃいけないんだって」 俺はそう言って、彼氏のところに向かっていった。
「ユウキくん、今度のことはその残念だったな‥‥」俺は彼にそう言って声をかけた。
彼は少し驚いた顔をして、俺たち二人の方を向いた。「はは‥‥そうですね」彼は寂しそうに笑いながら言った。
「やっぱし、生き残ったヤツは死んだ人の分まで幸せになんなくちゃいけないんだって」
偉そうに思われそうだけど、俺は直感的に彼が後追い自殺するんじゃないかと思ってそう言った。
「本当は彼女と一緒になりたいけど‥‥そう‥‥そうですね。ありがとうございました」
ユウキくんは寂しそうに笑いながら俺にアタマを下げた。悪友も唇を噛み締めていた。
んで、俺たちは花をあげて、帰ることになった。
ユウキくんも一緒に俺たちの車に乗って帰ろないかと誘ったが、
もう少しだけもう少しだけ彼女と一緒にいたいということで俺たちだけ先に帰ってった。
あれから社会に出て、悪友とはしばらく連絡が取れていなかった。
でも今日俺が久しぶりに地元に帰るってことでまたあの居酒屋で飲むことになった。
悪友からのメールにはこう書かれていた。
「いつものとこで待ってる。俺とお前ともう一人。言い忘れていたけど好きな人ができたから紹介するよ
今日から付き合い始めるんだ。お前も知ってるユウキだ」
コメント一覧
だから止めるんだ
悪友=佐々木
ユウキ=谷口
で再生された
それ違う
一人で飲む酒は…旨くないな…(´;ω;`)
予想外のオチ。
イタズラでもなんでもなく実際に死んだのかよ
何のためにこの設定を前半で押してたわけ?
つーかすぐに死ね。一人で事故って死ね。shine!
女の名前がユウキ
つまり死んだのは男のカズミ
現場で会ったのは幽霊
なるほど
なるほど
なるほど
なるほど
売れない名曲に出会った感覚。
何ていうか、ありがとう。
“お前は気づいてないみたいだけど”
って書いてるしやっぱ※25か