18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 21:26:53.48ID:p6CXGh6i0
スペイン内戦で、共和国側義勇兵唯一の日本人として知られるジャック白井(函館出身)。
国際旅団エイブラハム・リンカーン大隊の兵卒として彼に与えられた任務は炊事兵。
外航船やNYのレストランのコックだった経歴を買われた配属で、実際に彼は戦場でも、
「美味く、早く、大量に」食事を作る達人で、兵士達に評判だったとのこと。
しかし、「ファシストと戦う!」という熱意に燃え志願したジャッキー(愛称)にとって、
戦闘任務こそが本来の志望。何度も何度も転属願いを続け、時には「もう飯作らねえぞ」とごねたりした結果。
めでたく前線に配置換えとなったが、それで済まないのが、うまい飯を食えなくなった他の兵士達。
ジャッキーの後任の作る料理がとにかくまずく、「食える物を食えなく作る達人」だったこともあり、義勇兵達の士気はがた落ち。「ジャッキーのシチューが食えねえなら戦わないぞ」という輩まで出る始末。
大隊付政治委員に折衝し、懇願した結果、ジャッキーはパートタイムで炊事も担当し続けることに。
「戦うコック」の異名がつくことになりました。
ちなみに、彼の最期は、1937年7月11日、ブルネテ攻防戦でのこと。
敵味方が銃火を交えてにらみ合う中、すぐ近くまで来た糧食配給車が立ち往生。
ジャッキーが見かねて「俺が取ってくる」と塹壕から出た瞬間、国民戦線側の機銃弾に倒れました。
最後の最後まで、飯と縁の切れなかった人だったようです。
コメント一覧
この人、合気道を習ってなかったんだな・・・
危険な場所に外部よんでいいのかね?
ヴォーショット!