802 :本当にあった怖い名無し :2011/08/05(金) 23:14:48.19 ID:y++HA6OD0
海怖とどっちに書こうか迷ったけど、とりあえずこっちに書かせて頂きます。子供の時の不思議な話ではあるのでw
ウチの父親は海岸とか工事する船の船長をしていた。
家に帰って来れるのは年に1~2回。
でそんな生活だから毎年、夏休みになると現場を転々と移動する船に家族で泊まり込みつつ、時間ができた時に家族みんなでその地域の名所を見に行ったりするのが毎年の行事みたいになっていた。
でも基本、船は「職場」なので休日以外、昼間は大人は仕事中。
子供はする事もなく暇なので漫画読んだり、落書きしたり、釣りしたり、ゴロゴロしたりとそんな感じで一日が過ぎていく感じ。
で、たまに機械を整備する時にエンジン止めたりすると好奇心旺盛な男の子としては刺激を求めて見に行ったりしちゃう訳です。
その日は海底の泥を掴み上げる「バケット」って機械?の可動部にグリスを差すトコロだった。
元々メカ好き少年だった自分はグリスガンとか大人の使う機械に憧れてるトコロがあったのでやらせてやらせてと二つ年上の兄と一緒に作業員のおじさん達と海の上に吊られたバケットの上に乗って可動部にグリスを差していた。
と、突然、「シュー!!」って音と共にバケットを吊り下げていたクレーンのワイヤーがいきなり下がり始めバケット諸共海中に。
一瞬、突然の事に何が起きたのか判らなかった。
803 :本当にあった怖い名無し :2011/08/05(金) 23:15:15.23 ID:y++HA6OD0
そこで一旦記憶が途切れ気がついたら何か真っ暗な場所に居た。別に「寒い」とか「苦しい」とか「怖い」とかそんな感じも無かった。
ただ「暗いな、ここ何処だっけ?」って感じ。
しばらくして頬とか背中にチクチクする感覚がして感覚が戻った。
・・・アレってばいま考えると船底に付着してるフジツボだったんだろうな。
そこで周りを見渡すと真っ暗な中、一ヶ所だけ明るい場所が見えた。
とりあえずそっちの方へ這って進んで行くと光の中に手が見えた。
掴んでみるとそれは叔父の手で一気に海面まで引き上げられた。
後から聞いた話だとバケット毎沈んでここまで5~6分程度の話だったらしい。
大人になった今でも一分以上息を止めていられないのに、当時よくもまぁ息が続いたもんだと今でも思う。
コメント一覧
無呼吸でも血液中の酸素があるから10分ぐらいなら全然余裕なんだってね
実際、今は心肺蘇生法を習うときも人工呼吸より心臓マッサージの方が重要って教わるし
http://www9.wind.ne.jp/katsu/jimny/diy/images/boot/004.jpg
こういうやつ。
ホムセンとかでも売ってるよ。
※9 いまその場でやってみてくれ
キルアならさらに余裕ってことだな
5分間、息を止めながら格闘するやつまでいるんだから、息を止めるだけなら余裕だよ!
糞死刑囚ども
俺の隣で寝てるよ
地獄行きかよマジ不憫…