471 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 14:10:01 ID:KuX1mlg2
春先のある日、出かけようと玄関を開けると、カーポートの下で中学生くらいの女の子と可愛い柴犬が雨宿りしていた。「急に激しくなったので、もう少しここに居させてもらっていいですか?」というので、
「どうぞどうぞ。2人とも濡れちゃったね。タオル持ってきてあげようね」と言って家に入り、タオルを持って戻ってみると2人は消えていた。
道向かいは一面の田んぼ。両隣も空き地。一番近いお隣は300m先。どこにも隠れる場所などない。
片田舎のこの町内で見たこともない女の子だったが、昔どこかで会ったことがあるような気もした。
おかしいなと思いながらも待ち合わせの時間があるので車に乗り込と携帯が鳴った。実家の母からだった。
「今朝方ね、タロちゃんが死んだよ。最期は苦しまなかった」と。
あの女の子と柴犬は15年前の私とタロではなかったのか。
コメント一覧
でもネットに書こうとは思わない。消えてしまいそうで。
俺カッコいい
成仏してくれ
どこが片田舎の町なの?めっちゃド田舎やん。
15年だから大往生だな
最後を看取ってやれなかったけど
ごめんね
今までありがとうね
休みが取れたら会いに行くからね