コピペ運動会

いつも先に寝てしまう彼。
大体は彼の家に泊まるけど、生理中とか気分が乗らない時は、彼を寝かしつけて帰ってた。

ある日彼がうちに来た時、たまには…と「寝かしつけてから帰って」と頼んだ。
彼の腕枕と頭なでなでで、物凄く心地良いのに、寝つきの悪い私はなかなか寝れず。
「(彼は明日も仕事だし、もう帰してあげよう…)」と、ここから寝たフリ。

彼はしばらくなでなでしてたけど、寝たことを確認すると、腕をそっ…と抜いた。
そして布団から出て行ったと思ったら、布団の上に寝転がり、またなでなで再開。
正直、この時点で寝たフリどころじゃなかった。
なんかもう寂しさがヤバい。涙目。
いつもはそこまで寂しさとか感じないのに。

少しの間なでなですると、彼は小さな声で「おやすみ」と言って部屋を出て行った。
彼のぬくもりが残っていることが、逆に物凄く寂しくて、その夜は泣きながら寝た。

今後帰る時は、彼が完全に寝入ってからにしようと誓ったよ。
今まで半端に起きてる時に帰ったりして悪かったなぁ…。
あんなに寂しいものだとは思わなかった。