小金をため込んだミケノビッチ。
なにせ低金利の時代である。貯金を寝かしておいても仕方ない...そうだ!
念願の株の売買なるものをやってみようと奮起したミケノビッチは,証券会社に出かけた。
「いらっしゃいませ。お客様。どのような銘柄がおよろしいでしょう?」
「フム。とりあえず,安いやつからにしよう。この株は1株1ドルだな。よし,試しに10株もらおう」
次の日,その株は2ドルに上がっていた。
「オレの目に狂いはなかった。よし,20株追加だ」
次の日。その株はさらに4ドルに上がっていたのである。
「まだまだ上がる予感がする。よし。40株追加で買ってくれ」
さらに次の日。株は8ドルに上がっていた。
「もしかして,オレは株の相場の天才なのかも知れぬな。まだ大丈夫だ。よし。80株追加だ」
1週間後,株価は64ドルに跳ね上がり,気がつくと,ミケノビッチは倍々ゲームで,合計5万ドル以上も買っていたののであった。
「もう,そろそろ限界だろう。今こそ売り時だ!よし。今までの株全部売り払ってくれたまえ」
「誰に売るんでしょうか?」証券会社の担当者は言った。
「この株を買っていたのは,ずっと,お客さんひとりだけでしたのに」
なにせ低金利の時代である。貯金を寝かしておいても仕方ない...そうだ!
念願の株の売買なるものをやってみようと奮起したミケノビッチは,証券会社に出かけた。
「いらっしゃいませ。お客様。どのような銘柄がおよろしいでしょう?」
「フム。とりあえず,安いやつからにしよう。この株は1株1ドルだな。よし,試しに10株もらおう」
次の日,その株は2ドルに上がっていた。
「オレの目に狂いはなかった。よし,20株追加だ」
次の日。その株はさらに4ドルに上がっていたのである。
「まだまだ上がる予感がする。よし。40株追加で買ってくれ」
さらに次の日。株は8ドルに上がっていた。
「もしかして,オレは株の相場の天才なのかも知れぬな。まだ大丈夫だ。よし。80株追加だ」
1週間後,株価は64ドルに跳ね上がり,気がつくと,ミケノビッチは倍々ゲームで,合計5万ドル以上も買っていたののであった。
「もう,そろそろ限界だろう。今こそ売り時だ!よし。今までの株全部売り払ってくれたまえ」
「誰に売るんでしょうか?」証券会社の担当者は言った。
「この株を買っていたのは,ずっと,お客さんひとりだけでしたのに」
コメント一覧
これは株じゃなくて蕪な
そんなのも知らないでえらそうにすんな
株やってる奴なら常識だぜ
壊れにくいよな
ところで※4はバイク板に逝ってきなさい!
stockを株と在庫(売れ残り)の両方の意味で読まないと
分からない。
最後の部分は、売れ残りを買っていたのは貴方だけで、
誰もそんなものを買ってはくれませんよという意味。
ミケノビッチはこの会社を手に入れたようなもんだよね、議決権に制限付いてなければだけど
不渡りにして支払いをバックれたいう話があったな。
しかも、頭良いだろ? みたいなオチだった。
その話の作者、小切手のこと知らなかったんだろうね…。
んでもって、買ってたのは本人だけ、と言う事はもちろんないが相場が
上がりすぎて誰も買えなくなったので結局のところ兄弟は破産したと言うオチ。