139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 17:45:05.18 ID:tvU6jbJ60
昔々、ある森の中の村に商人がやってきた。 見慣れぬ服を着たその商人は村長の家を訪れた。
「これはとてもすばらしい製品でございます。世界でも初めての測り器でしょう」
「何を測るというのだ?水を測るのならすでにうちには枡があるし、土にしたって…」
「いえ、そのようなものではございません。これは『時』というものを測る機械でございます」
「時を測るとは…どういうことじゃ」
「たとえばここではおおよその一日の予定を立てるのに太陽を見て決めるそうですね。
しかしそれでは曇りの日などは不便でしょう。しかしこの機械は一日を正確に24等分した時間を知らせてくれます。
これによっていつでもより厳格に予定を決める事ができるでしょう」
「それは面白い。買ってみよう」
こうしてこの村のいたるところにこの機械が付けられ、仕事などの予定は限りなく厳格に設定された。
すると驚いた事に村の収穫が少しずつ減ってきたのだ。村長は何故なのか尋ねてくるよう部下に命じた。
するとどうやら、村人は厳格に決められた仕事時間に頼りすぎるようになり、
これまでしていた労働時間外の畑の仕事や嵐への準備などを一切しなくなってしまったというのだ。
そこで村長は機械を全て壊すよう命じた。
しかしそれでも村の収穫は戻る事はなかった。村長がまたも尋ねさせると
村人は太陽を見て「大体この辺が仕事の終わりだったか」と、
本来よりも早く仕事を終えるようになってしまったという。
かくしてこの村は滅んでしまった。
商人はそれを聞いて言った。
「目にも見えぬ頭の中だけのものに操られ滅ぼされるとは、何とも愚かな奴らだ」
コメント一覧
糞土人ども
ドーン!!!
エンデの
時間に縛られると収益が減るから
タイムカード押さずに延々と働け
ということですね
…で、この程度の駄作で作家にでもなったつもりでいる間抜けの力作()ってこと?
まだこのスレ生きてるならひと暴れして泣かせてやった方がいいかな〜