170:名無しさん@涙目です。(東京都):2011/11/27(日) 02:16:30.59 ID:mK0JpfAA0
自業自得と叩かれる事を承知で。私にはジュン君という幼馴染がいる。
母親同士が友達で、人見知りだった私は幼稚園から小学校にかけてはほどんどジュン君としか遊ばなかったくらい仲が良かった。
ジュン君は外見も成績も運動神経も普通で、本当に絵に描いたような普通の子だった。
でもすごく優しい子で、いつもニコニコしていて
遊びに来る時は私の好きなうすあじのカールを持ってきてくれたり、
サイフを落として半泣きになってた私の為に、日が暮れるまで一緒に探してくれた思い出がある(結局出てこなかったが)。
私とジュン君は地元の公立の中学高校に進学して、クラスは一緒にならなかったけど同じ学校だった。
異性の幼馴染というと、思春期になると疎遠になってしまうものらしいけれど、
私とジュン君は一緒に遊ぶ回数こそ減ってしまったけれど、ずっと仲が良かった。
変わったのは高校に入った頃から。
高校デビューという訳じゃないけど、高校で仲良くなった友達に勧められるまま
ヘアスタイルやメークを教わった私は、そこそこ男の子にかまわれるようになった(小学校中学校時はほとんど空気だった)。
モテた事のない私は、この頃本当に有頂天だった。
男女グループで遊びにいったりして楽しくてしょうがなかった。
自然とジュン君ともあまり話さなくなった。
顔を合わせるとジュン君は、明るく話しかけてきてたんだけど、その頃一緒に遊んでた男の子達と比べて、
少し垢抜けない感じのジュン君と話しているところを見られるのが何だか嫌で、そっけない返事ばかりしてた。
決定的だったのは、女子で一番人気だった陸上部のA君と一緒の時に話しかけられた時に
「何?友達?」と聞かれて、私はつい「しらない」と答えてしまった事だ。
過去に戻れるのなら自分をひっぱたいてやりたいのだけど、あの頃の私はA君に別の男の子と仲が良いと思われたくなくて必死だった。
その時のジュン君は「あ、ごめんなさい」と、ちょっと寂しそうに笑ってゆっくり去っていった。
その姿を見ても、私は特になにも思わずA君の事だけが気がかりだった。
171:名無しさん@涙目です。(東京都):2011/11/27(日) 02:16:45.70 ID:mK0JpfAA0
>>170 それから程なくしてA君と付き合い始めた事もあって、ジュン君とはますます疎遠になった。
それだけではなく、ジュン君が幼馴染だと知ったA君は、ジュン君に小さな嫌がらせをしていたようだった。
私がそれを知ったのは、嫌がらせを始めてしばらく経ってからだったのだが、それを知っても、
幼馴染に嫌がらせ→愛されてる私!
というラリった思考しか出来なくなっていた。
イジメというほど大げさなものではなかったという事もあるけれど。
これは本当に言い訳にしかならないけど。
そうして高校2年になって、私はA君との付き合いにすっかりイヤになっていた。
顔は申し分ないのだけど、中身は本当に子供だった(これは私も同類だ)。
自分の思うとおりにならないとすぐに不機嫌になって、私に当り散らした。
それでも女子一番人気のA君のカノジョというステータスを捨てたくなくて、ずるずると付き合ってた。
そんな時、ジュン君とB子さんが付き合い始めたというとんでもないニュースが飛び込んできた(しかも告ったのはB子さんからだった)。
B子さんは同じ学年ですごく綺麗な子で、成績もトップクラスで男子(全学年の)一番人気の子なんだけど、なぜか彼氏はいなかった。
相手がB子さんという事もあったけど、ジュン君にカノジョが出来たという事実がなぜか私にはすごいショックだった。
本当に自分勝手な考えなんだけど、私がどんなに冷たくしても彼氏をつくってもジュン君はいつも私を待っててくれるような感じがしていた。
体育祭の準備委員になった私は、同じく準備委員になったB子さんと話す機会があった。
近くで見るB子さんは本当に綺麗で、私は声に動揺が出ないように注意しながら、出来るだけ軽い口調でジュン君の話題を振ってみた。
172:名無しさん@涙目です。(東京都):2011/11/27(日) 02:16:55.06 ID:mK0JpfAA0
>>171 ジュン君とは、ジュン君が参加している地域ボランティアで高校に入る前から知り合いで、そこでジュン君を好きになって思い切って告白したが、丁寧にお断りをされたそうだ。
それでもどうしても諦められなくて自分を一生懸命磨いて、この学校に入ってからもう1度告白し、それでもお断りされて、今回が3度目の告白だったそうだ。
私はB子さんがそこまでしたという事が信じられなくて、どうしてそこまで!?と聞き返したら、
B子さんの方が不思議そうに
「彼ほど優しい人は見た事ないし、多分これからも会う事ないよ。私さんは幼馴染なのに気付かなかったの?」と言われた。
B子さんは私の事を知っていた。
なぜかと言うと、ジュン君が断る時に言ったそうだ。
「小さい時から好きな子がいるんだ。僕はずっと初恋が続いているんだよ」
B子さんは、私さんがよそ見をしてくれてよかった、とちょっと笑った。
私は家に帰ってから、ずっとベットに寝転んでジュン君の事を考えた。
ジュン君はいつも私の手を引いて歩いてくれた。
小学校の頃、クラスの男子にからかわれても、人見知りの私を学校まで連れて行ってくれた。
手を離してしまったのは、私だった。
意味の解らない涙が溢れて止まらなかった。
来月、ジュン君とB子さんが結婚する。
招待状が来たけど、出席とも欠席とも書けずにまだ手許にある。
コメント一覧
頭に虫湧いてんだろ
ここで別れさせようと画策するようなオチだったら、
だからいつまでも引きずってるのはみっともないな
糞気づけなかった自分の気持ちども
どうみても創作だから安心しろ
無理にでも笑顔で祝福してあげてほしいな。
この色眼鏡いい加減外せないかな…
ルールルル
でも偉そうだから氏ね
そうじゃなくて、欠席とも出席とも書けずに思い悩むあたりに
なんともいえないいじらしさが……
性転換すると
主人公→お前ら
ジュン→ちょっと地味な幼馴染
A君→マドンナ的存在だけど女王様
B子→出来杉
こんな感じになるわけだ
確かに男女逆にするとせつねー
ほのぼの外国人系の話だと思いながら
読んでたら何この後味の悪さ
ごめん、自分で書いといて気持ち悪い
これでB子さんが美人じゃなければ奪い返そうとしたかもだけど、勝てないだろうしなぁ
妄想が激しい女だな
※20
子供なら仕方ないけど高校生にもなってこの女みたいな思考は情けない
私→主人公
ジュン君→ビアンカ
Aさん→フローラ
Bさん→ヘンリー
ってことですね?分かります
こういうのは創作であって欲しい…
そうじゃないのにビッチ扱いしてる人って何w
交際経験あればビッチ扱いとかさすが処女厨のキモヲタ童貞ですなww
そうでもないぞ、厨房の時ブサメンの上めっさ地味で根暗だったが人生1度目のもて期が来て
下級生3人にもてたぞ。理由は不明だがいつも周りにその3人がいた。
別の子好きだったから放置してたらいなくなったが。
これだから女は。