オールオーバーザリミットッ…!
コピペ投稿者:名無しさん
投稿者ID:UMB9oANM
コピペ投稿日時:2011/12/19 21:37
コピペ投稿日時:2011/12/19 21:37
そいつの顔を見たとき封じ込めてきた忌まわしき記憶が蘇ってきた。
唯一敗北を味わった男、そう、あの日もこの場所で、今日のように木枯らし吹きすさぶ十二月だった――
――確かにあのころの俺は若かった、ロットもそこそこにバトルを挑み連戦連勝。
そんな俺を見かねた店側が呼び込んだ刺客か、はたまた通りすがりの渡り鳥か…
いずれにしろそいつは俺に勝負を挑み、そして俺はなすすべもなく敗北(ま)けた――
――相手は俺に気づいてないようだ、あいつにとって俺は数多く斬ってきた無頼気取りの一人だろう。
バトルを挑むことに一瞬躊躇った自分を恥じた、そしてあの日の自分と決別するために俺は声をかけた。
奴は快く勝負に乗ってきた、その余裕の表情を凍りつかせてやろうと俺はいきなりかました。
「大豚W野菜にんにくアブラカラメ…オールオーバーザリミットッ…!!」
その瞬間、確かに店内の室温が2℃下がった。
後で聞いた話だがその寒波は行列の最後尾の客にまで伝わったらしい。
奴の大豚Wオールマシマシに勝つにはこれしかない、賭けだったが勝算はあった。
あの日以来武者修行で二郎各店、暖簾分け、インスパイアから天一まで思いつく限りの店を制覇したのだ。
店主の顔は確認していない、というよりできなかった。
俺自身が放ったロットに飲み込まれていたからだ、だがもう後には引けない…
気づいたら目の前に二郎が置かれていた、もはやラーメンどころか二郎ですらない。
その凄まじさはもはや人間の言葉では表現不能、見たものにしか理解(わ)からない。
あえてその怪物の一端を表現するなら『スープがない』
バトルはすでに始まっているが箸が伸びない、臨界点に達していたからだ。
俺は覚悟を決め箸を進めた、臨界点を超えた必然というべきか
テーブルには野菜、スープその他得体の知れないものが大量にぶち撒かれた。
野菜だけで二郎大を完食した状態に、ここからさらに大盛りの麺、豚Wが待ち受ける――
――激闘の末、俺に残るものは何もなかった、胃の中にすら。
そう、オールリバースだ。もう二度とあの店には行けない。もちろん勝負には負けた。
以上、レポっす。
唯一敗北を味わった男、そう、あの日もこの場所で、今日のように木枯らし吹きすさぶ十二月だった――
――確かにあのころの俺は若かった、ロットもそこそこにバトルを挑み連戦連勝。
そんな俺を見かねた店側が呼び込んだ刺客か、はたまた通りすがりの渡り鳥か…
いずれにしろそいつは俺に勝負を挑み、そして俺はなすすべもなく敗北(ま)けた――
――相手は俺に気づいてないようだ、あいつにとって俺は数多く斬ってきた無頼気取りの一人だろう。
バトルを挑むことに一瞬躊躇った自分を恥じた、そしてあの日の自分と決別するために俺は声をかけた。
奴は快く勝負に乗ってきた、その余裕の表情を凍りつかせてやろうと俺はいきなりかました。
「大豚W野菜にんにくアブラカラメ…オールオーバーザリミットッ…!!」
その瞬間、確かに店内の室温が2℃下がった。
後で聞いた話だがその寒波は行列の最後尾の客にまで伝わったらしい。
奴の大豚Wオールマシマシに勝つにはこれしかない、賭けだったが勝算はあった。
あの日以来武者修行で二郎各店、暖簾分け、インスパイアから天一まで思いつく限りの店を制覇したのだ。
店主の顔は確認していない、というよりできなかった。
俺自身が放ったロットに飲み込まれていたからだ、だがもう後には引けない…
気づいたら目の前に二郎が置かれていた、もはやラーメンどころか二郎ですらない。
その凄まじさはもはや人間の言葉では表現不能、見たものにしか理解(わ)からない。
あえてその怪物の一端を表現するなら『スープがない』
バトルはすでに始まっているが箸が伸びない、臨界点に達していたからだ。
俺は覚悟を決め箸を進めた、臨界点を超えた必然というべきか
テーブルには野菜、スープその他得体の知れないものが大量にぶち撒かれた。
野菜だけで二郎大を完食した状態に、ここからさらに大盛りの麺、豚Wが待ち受ける――
――激闘の末、俺に残るものは何もなかった、胃の中にすら。
そう、オールリバースだ。もう二度とあの店には行けない。もちろん勝負には負けた。
以上、レポっす。
コメント一覧
ここの意味がわからない
で全て許せる
とりあえずキンモーに入れておいた
いや二郎の時点でそうなんだけど