これは,純真な青年ミケノビッチが結婚式を挙げた夜のことだ...
なにせ,仕事一筋に生きてきたミケノビッチである。
母親が教えてくれたところによると,
結婚すると,夫婦はいっしょに服を脱いでベッドに入るものだと教えてくれたものの,
まさしく,彼は,今夜,いったい何をすればいいやら見当もつかない状態であった。
ミケノビッチの母親は,そのことがいささか心配であり,ホテルの隣の部屋で,じっと聞き耳を立てていた。
まず,ミケノビッチが先にシャワーを浴びることなり,先にユニットバスになっているシャワールームに入った。
ところが,その間に,花嫁は,急にもよおしてきたのである。
お腹はゴロゴロ鳴り,一刻の猶予もならぬ。
しかし,トイレにはミケノビッチがいる。
彼女の解決策は,なんと,帽子の箱の中に,コッソリしてしまうことだった。
この箱は,気密性があって,ぴったり蓋をしめれば,ニオイも漏れないのだ。
次に,ホッとした表情の花嫁がシャワールームに入った。
落ち着かなくて,部屋をうろついていたミケノビッチは,ベッドの下に隠してあった帽子の箱をのぞいてしまったのである。
「なんてこった」彼は思わず大声を出した。
「糞だ!この中は糞だらけだ!」
隣の部屋では,母親が壁に向かって必死で叫んでいた。
「ミケノビッチや。そこじゃない。そこじゃないのよ!」
なにせ,仕事一筋に生きてきたミケノビッチである。
母親が教えてくれたところによると,
結婚すると,夫婦はいっしょに服を脱いでベッドに入るものだと教えてくれたものの,
まさしく,彼は,今夜,いったい何をすればいいやら見当もつかない状態であった。
ミケノビッチの母親は,そのことがいささか心配であり,ホテルの隣の部屋で,じっと聞き耳を立てていた。
まず,ミケノビッチが先にシャワーを浴びることなり,先にユニットバスになっているシャワールームに入った。
ところが,その間に,花嫁は,急にもよおしてきたのである。
お腹はゴロゴロ鳴り,一刻の猶予もならぬ。
しかし,トイレにはミケノビッチがいる。
彼女の解決策は,なんと,帽子の箱の中に,コッソリしてしまうことだった。
この箱は,気密性があって,ぴったり蓋をしめれば,ニオイも漏れないのだ。
次に,ホッとした表情の花嫁がシャワールームに入った。
落ち着かなくて,部屋をうろついていたミケノビッチは,ベッドの下に隠してあった帽子の箱をのぞいてしまったのである。
「なんてこった」彼は思わず大声を出した。
「糞だ!この中は糞だらけだ!」
隣の部屋では,母親が壁に向かって必死で叫んでいた。
「ミケノビッチや。そこじゃない。そこじゃないのよ!」
コメント一覧
正月気分もほどほどにな。
ミケノビッチって姓じゃなかったのか