コピペ投稿者:名無しさん
投稿者ID:9zmv0TlT
コピペ投稿日時:2012/01/30 10:59
コピペ投稿日時:2012/01/30 10:59
28 :おさかなくわえた名無しさん:2012/01/29(日) 09:20:51.07 ID:boWap+Ok
こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのは誰だろう。 それは父と子だ。父はおびえる子をひしと抱きかかえている。
父「息子よ、なんで顔を隠すんや」
子「お父さんにはこだまが見えないの!だみ声で、タラコクチビルの・・・」
父「あれはたなびく霧だ・・・」
こだま「チッチキチー・・・意味はないけど楽しい言葉や」
子「お父さん、お父さん!きこえないの。こだまがぼくになにかいうよ。」
父「落ち着きなさい、枯葉が風にざわめいているだけだよ。膝がふるえてるじゃないか」
ひびき「膝ががくがく言ういうやつやな」
こだま「膝はがくがく言わへんやろ、膝がもの言うたら夜中やかまして寝てられへんやろ」
子「お父さん、お父さん!見えないの、あの弱いつっこみ!」
父「見えるよ。だが、あれは古いしだれ柳の幹だよ。」
こだま「無茶言うたらあかんわー」
子「おとうさん、おとうさん!こだまがぼくをつかまえる!こだまがひびきをすべらせようとする!」
父親はぎょっとして、馬を全力で走らせた。あえぐ子供を両腕に抱え、やっとの思いで館に着いた・・・
腕に抱えられた子はすでに往生しまっせ
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最後の行までいって噴いてしまった。
こだまさんのドヤ顔が目に浮かぶ。