コピペ投稿者:名無しさん
投稿者ID:4jmZfFnv
コピペ投稿日時:2012/03/14 12:27
コピペ投稿日時:2012/03/14 12:27
祖父が亡くなった後、遺品整理の為に祖父宅へ行った。
ぼちぼち整理してたら、祖父宅に着いた途端に
「俺たち二階見てくるから」
と早々に二階に上がった父と伯父の爆笑が聞こえた。
何かと思って行ってみたら、AVが大量に入った段ボール箱を前に二人が笑い転げていた。
父と伯父、実は生前の祖父から
「これはここだけの話だ。家の二階の押し入れの奥、板を外すと裏に空間がある。
そこに俺の隠し財産がある。他の親族にバレたら相続で揉めるから、
お前達だけでコッソリ取って半分づつ分けろ」
と真剣な顔で言われていたらしい。
祖父は昔っから、「母ちゃん(祖母)は由美かおるに似てる」と言って祖母が喜んだ所で
「目が二つある所とかそっくりだ」と言い放ったり、
「茄子を食うと頭が良くなるんだ。俺はもう充分賢いからお前食え」と自分の皿の茄子を
私の皿に放り込んだり
(祖父が茄子嫌いなだけ。父と伯父は「茄子を食うと美男になる、俺はもう充分美男だから」と
同じ事をされたらしい)、
幼少の私の前で入れ歯を外し、「大人は歯の取り外しが出来るんだ」と大嘘ぶっこいたりする
適当ジジイだった。
冷静に考えりゃ隠し財産なんていつものくだらない嘘だと気付きそうなものだが、父も伯父も
「まさか余命宣告された直後に……今回ばかりは本気だと思って期待したのに!」
と笑いながら少々悔しがっていた。
AV箱には「どっきり」と書かれたメモまで入っていた。
もうすぐ三回忌だが、お盆とかの度に過去の適当っぷりと隠し財産事件が話題に上がり、
誰一人としてしんみりしない。
ぼちぼち整理してたら、祖父宅に着いた途端に
「俺たち二階見てくるから」
と早々に二階に上がった父と伯父の爆笑が聞こえた。
何かと思って行ってみたら、AVが大量に入った段ボール箱を前に二人が笑い転げていた。
父と伯父、実は生前の祖父から
「これはここだけの話だ。家の二階の押し入れの奥、板を外すと裏に空間がある。
そこに俺の隠し財産がある。他の親族にバレたら相続で揉めるから、
お前達だけでコッソリ取って半分づつ分けろ」
と真剣な顔で言われていたらしい。
祖父は昔っから、「母ちゃん(祖母)は由美かおるに似てる」と言って祖母が喜んだ所で
「目が二つある所とかそっくりだ」と言い放ったり、
「茄子を食うと頭が良くなるんだ。俺はもう充分賢いからお前食え」と自分の皿の茄子を
私の皿に放り込んだり
(祖父が茄子嫌いなだけ。父と伯父は「茄子を食うと美男になる、俺はもう充分美男だから」と
同じ事をされたらしい)、
幼少の私の前で入れ歯を外し、「大人は歯の取り外しが出来るんだ」と大嘘ぶっこいたりする
適当ジジイだった。
冷静に考えりゃ隠し財産なんていつものくだらない嘘だと気付きそうなものだが、父も伯父も
「まさか余命宣告された直後に……今回ばかりは本気だと思って期待したのに!」
と笑いながら少々悔しがっていた。
AV箱には「どっきり」と書かれたメモまで入っていた。
もうすぐ三回忌だが、お盆とかの度に過去の適当っぷりと隠し財産事件が話題に上がり、
誰一人としてしんみりしない。
コメント一覧
こんな風に年を取りたいなあ
こういう人になりたい
「俺が死んだら押入れの箱を開けずに裏庭で燃やしてくれ」
↓
花火が詰まった箱だった
っていう逸話があった
十返舎一九も似たような話あったね。死に際に自分の服に花火仕込んでおいて、火葬のときに花火上がったとかいう話。
遅レスだけど、それは初代林家正蔵。なぜか一九の話として広まっているけれど。