コピペ投稿者:名無しさん
投稿者ID:FLKfrKIi
コピペ投稿日時:2012/03/19 09:41
コピペ投稿日時:2012/03/19 09:41
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(栃木県) :2008/09/13(土) 23:19:01.13 ID:ASXal0AQ0
ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した。死体は井戸に捨てた。次の日見に行くと死体は消えていた。
5年後、些細なけんかで友達を殺した。死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した。死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
15年後、嫌な上司を殺した。死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した。死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていなかった。
次の日も、次の日も死体はそのままだった。
「破ァー!」
Tさんの声が聞こえた。
本当はわかっていた。全部母が引き受けてくれていたのだ。
俺はただ現実から逃げていただけだった。
「井戸より深い母の愛ってか……」
現実に引き戻してくれたTさんに礼を言い、俺は警察に今までの罪を償うために、これから自首しに行く。
償えるほど罪は小さくない。しかし、それでも俺は行かなきゃならない。
母の為にも、俺を取り戻してくれたTさんの為にも。
寺生まれって本当に凄い、俺はそう思った。
コメント一覧
No.15034←新しい解釈
No.31398←Tさん出しとけば解決派
削除の基準は管理人と削除人の独断と偏見できめればいい
大元は阿刀田高という作家の短編小説
2ちゃん発祥じゃない立派な著作物なので御本人の名誉の為に