96 :本当にあった怖い名無し :2012/03/13(火) 05:40:40.40 ID:HrpMPKMJ0
この夏、首吊りの自殺未遂したんだけど意識を取り戻すまでの4日間、青年時代(10年くらい前)にやった自分探しの旅で出会った。
名前も覚えてないような女の子に延々と怒られた。
確か体験ツアーみたいなので仲良くなって少しだけ行動を共にしただけの当時18歳くらいの子だった。
そのツアーのあと、目的地が近かったため途中まで行動をともにした。
3日くらいかな、セックスとかはしてないよ。恋愛感情はなかった。
で、途中の駅でその子が降りてバイバイ。
連絡先も住所も交換してたが淡白な俺は連絡せず、たまにくるメールに返事するだけだった。
その冬年賀状がきたけど返さなかった。
徐々に疎遠になってそのまま連絡も取らないエア知り合いになって消えていった。
その子が夢でずっと怒ってた。
鬼のような顔で、というか途中から鬼になって俺は理解できずに謝りながら逃げた。
どれだけ逃げても追ってきた。
どうしようもなくトイレに逃げ込んだが、トイレの外で暴れまくられ恐怖のあまりトイレの窓から飛び降りたえあ衝突の瞬間場面が変わった。
次の場面ではその子は何故か彼女になっていた。
夢の中で幸せな生活をしていたが、いきなり彼女が前の場面の鬼のような彼女になり追いかけられた。
幼少の頃過ごした社宅の中に追い込まれ、ベランダから飛び降りた所で意識が回復。
退院してもその夢が気になった。
その子の名前は完全に忘れていたが、一つだけ手段があった。年賀状だ。
しかし、その頃住んでいた実家は売られてしまい今は昔の自分の部屋にあったものがどこに行ったのかも分からない。
その頃は自殺未遂のショックでそもそも調べる気力も何もなかった。
97 :本当にあった怖い名無し :2012/03/13(火) 05:41:58.26 ID:HrpMPKMJ0
自殺の話は割愛するが、色々な人間関係と家庭の崩壊が主な理由だ。そして病院がよいでダラダラ生きてたけど、12月頃金銭的な問題が生じた。
元は上記の理由で死のうとして失敗、その後いろんな説得されたけど心の中で決めていた。
お金なくなったら死のうと。
でお金がなくなった。明日いろいろ準備して死のう。
そう思い寝たその夜、またその子が夢にでた。
最初は恐怖しかなかったが、何故か悲しそうな顔で立ってた。
すごく愛おしく思い、抱き締めたら彼女の感情が流れ込んできた。
飛び起きると、目からすごい涙があふれていた。
夢ではそれだけしか見てない(覚えてない)けど、その一晩は何故か一ヶ月くらいあった気がした。
次の日、少し迷っていた。
死にたくない気持ちが出たわけではない。
ただ無性に怖くなった。
準備もできず、店が閉まる時間は過ぎその日は自殺できなかった。
すると夜11時頃に電話が鳴った。
いつもは電話もとらないけど、その時は取らないと、と思った。
従兄弟だった。
親がいなくなり不必要になった実家の処分手伝ってくれたけど、淡白な人間関係しか気づかない俺はそれ以降連絡もしていなかった。
従兄弟は自殺の事は知らなかった。
用事も子供が産まれたとかいう、めでたいどーでもいい内容。
精一杯愛想良く応対した。
すると最後にこう言われた。
「そうだ、おまえの部屋にあったゲームやら何やら、いらないからってくれたの、一応取ってあるけどもう処分していい?」
この言葉で自分の物の行方を思い出した。
年賀状も事も。
98 :本当にあった怖い名無し :2012/03/13(火) 05:42:40.31 ID:HrpMPKMJ0
ゲームやらは好きにしていいけど、青い小物の引き出しがないか?
中に手紙とかがないかを聞いた。
一杯あるらしい。
その手紙を全部送ってくれと、従兄弟に頼んだ。
俺の命が数日伸びた。
その間に着々と死ぬ準備を整えた。
荷物が届くと、何故か野菜や米が一杯入っていた。
ゲーム機を売ったお金、と書かれた封筒もあった。中身は10万円。
そして目的の物もあった。
名前も忘れたから一つ一つの年賀状や手紙に目を通す。
最初は、あの頃は呑気だったなぁ、バカみたいな内容だなぁ、と思いながら読んでいた。
でも段々涙が込み上げてきた。
このころに戻りたい気持ち、自分がいろんな人に支えられた気持ち、今の惨めな気持ち。
様々な感情に、心が動く。
元々自分は両親が死んでも泣けないほどの人間だ。
表情は作れるがいつも悪い意味で冷静で感情の根っこがあまりなかった。
でもこの時はワンワンと泣いた。
一通り目を通したが、その子の年賀状は見つからなかった。
捨てたか?と思ったけど、基本的に物を捨てない自分が捨てるとも思えない。
ただ一つ気になる事があった。
99 :本当にあった怖い名無し :2012/03/13(火) 05:53:35.61 ID:HrpMPKMJ0
俺は高校を卒業してすぐ就職した。ずっと、仕事漬けで一人旅をする時間があった記憶がない。
有給も少しは使ったが、記憶では一ヶ月は自分探しの旅をしたはず。
記憶と現実が一致しない。
それではあの女の子は・・・誰?
俺は今、35歳にもなって、居酒屋でアルバイトをしながらとりあえず生きている。
この混乱した記憶は自殺未遂のせいだろうか?
少しだけ性格が変わり前向きになれたのは彼女のおかげだろうか?
一つだけ言えることがある。
夢も希望もなく生きる意味もないと思っていた俺が、漠然とでも行きようと思うようになったのは
夢の中で彼女に出会ってしまったからだ。
コメント一覧
どんな感じ? 今のお前みたいな感じ?
鏡見りゃいいのに
キモいからさっさと死ねよ
文章書かせれば如実に表れるのなw
自分探しとかしてみてぇなぁ
自分探しとかしてみてぇなぁ