ひどく卑猥な艶歌を歌えるオウムを買ったミケノビッチ。
彼は毎晩特訓して,さらに卑猥な歌を歌えるようにオウムを鍛え上げたのである。
そろそろいいだろうと考えたミケノビッチは,オウムを連れて行きつけの酒場に出かけた。
そして,オウムが艶歌を歌えるかどうか,仲間の酔っぱらい相手と賭けをしたのであった。
ところが,オウムは貝のように口を閉ざしたまま,一言もしゃべらず,まして歌など歌うそぶりもみせなかった。
すっかり面子を失った男は,オウムをわしづかみにすると家に飛んで帰り,包丁を取り出したのである。
オウムは必死に逃げだして,本棚の上に止まるとこう言った。
「おいおい。いったい何をするつもりなんだ」
「なんだ。しゃべれるじゃないか」
男は驚いて叫んだ。
「だが,お前のせいで,オレは大損をしちまった。お前が歌を歌わなかったばかりにな。
クソオウム。クビをちょん切ってやる!」
「ちょっくら冷静になれよ」オウムは言った。
「明日もう一度酒場に行って,また同じように賭けをするんだ。
そうすりゃ,今度はすごい儲けになるこたぁ間違いねぇぜ」
彼は毎晩特訓して,さらに卑猥な歌を歌えるようにオウムを鍛え上げたのである。
そろそろいいだろうと考えたミケノビッチは,オウムを連れて行きつけの酒場に出かけた。
そして,オウムが艶歌を歌えるかどうか,仲間の酔っぱらい相手と賭けをしたのであった。
ところが,オウムは貝のように口を閉ざしたまま,一言もしゃべらず,まして歌など歌うそぶりもみせなかった。
すっかり面子を失った男は,オウムをわしづかみにすると家に飛んで帰り,包丁を取り出したのである。
オウムは必死に逃げだして,本棚の上に止まるとこう言った。
「おいおい。いったい何をするつもりなんだ」
「なんだ。しゃべれるじゃないか」
男は驚いて叫んだ。
「だが,お前のせいで,オレは大損をしちまった。お前が歌を歌わなかったばかりにな。
クソオウム。クビをちょん切ってやる!」
「ちょっくら冷静になれよ」オウムは言った。
「明日もう一度酒場に行って,また同じように賭けをするんだ。
そうすりゃ,今度はすごい儲けになるこたぁ間違いねぇぜ」
コメント一覧
あさっても同じように賭けをするんだ。
そうすりゃ、信じられない位の鐘が手に入れるぜ。
※10は
X → 鐘
O → 金
で頼む。
投稿者いい加減にしろや