母とムスメの10年間
コピペ投稿者:名無しさん
投稿者ID:XD22jH5Y
コピペ投稿日時:2012/07/04 14:09
コピペ投稿日時:2012/07/04 14:09
【閉めない戸口】
小さな村の小さな家に母親と娘が暮らしていました。
母親は日が暮れると、
「泥棒が来るかも」と鍵をきっちり閉める人でした。
娘は母親のように、
田舎でうずもれてしまう生活に我慢できなくなって・・・。
ある朝「お母さんへ、親不孝な娘のことは忘れてください」
と手紙を残して都会へ行ってしまいました。
しかし、都会での生活は厳しくて、
なかなか娘の思うようには行きませんでした。
10年後、都会の生活に疲れた娘は、
田舎に帰ってお母さんに会いたいと故郷へ向います。
10年ぶりの帰郷でしたが、家は昔のままでした。
辺りはすっかり暗くなっていましたが、
窓の隙間からは、かすかな光が漏れていました。
ずいぶんと迷ったあげくに、
娘はようやく戸口を叩きました。
けれども返事がありません。
思わず取っ手に手をかけると扉の鍵が開き、
部屋に上がってみると・・・。
やせ衰えた母親が冷たい床の上に一人で寝ていました。
思わず娘は、
母親の寝顔の横にうずくまると肩を震わせて泣きました。
その気配で気づいた母親は、
何も言わずに娘を抱きしめました。
しばらくたって娘は母親に、
「今夜はどうして鍵をかけなかったの?
誰か入ってきたらどうするの?」
とたずねました。
母親はやさしい笑顔で娘に、
「今夜だけじゃないよ。
もしもお前が夜中に帰ってきたとき、
鍵がかかっていたらどこかに行ってしまうんじゃないか、
そう思ってこの10年間ずっと鍵をかけられなかった」
と答えました。
その夜、
母と娘は10年前に時を戻し、鍵をきっちりかけ、寄り添いながら眠りにつきました。
小さな村の小さな家に母親と娘が暮らしていました。
母親は日が暮れると、
「泥棒が来るかも」と鍵をきっちり閉める人でした。
娘は母親のように、
田舎でうずもれてしまう生活に我慢できなくなって・・・。
ある朝「お母さんへ、親不孝な娘のことは忘れてください」
と手紙を残して都会へ行ってしまいました。
しかし、都会での生活は厳しくて、
なかなか娘の思うようには行きませんでした。
10年後、都会の生活に疲れた娘は、
田舎に帰ってお母さんに会いたいと故郷へ向います。
10年ぶりの帰郷でしたが、家は昔のままでした。
辺りはすっかり暗くなっていましたが、
窓の隙間からは、かすかな光が漏れていました。
ずいぶんと迷ったあげくに、
娘はようやく戸口を叩きました。
けれども返事がありません。
思わず取っ手に手をかけると扉の鍵が開き、
部屋に上がってみると・・・。
やせ衰えた母親が冷たい床の上に一人で寝ていました。
思わず娘は、
母親の寝顔の横にうずくまると肩を震わせて泣きました。
その気配で気づいた母親は、
何も言わずに娘を抱きしめました。
しばらくたって娘は母親に、
「今夜はどうして鍵をかけなかったの?
誰か入ってきたらどうするの?」
とたずねました。
母親はやさしい笑顔で娘に、
「今夜だけじゃないよ。
もしもお前が夜中に帰ってきたとき、
鍵がかかっていたらどこかに行ってしまうんじゃないか、
そう思ってこの10年間ずっと鍵をかけられなかった」
と答えました。
その夜、
母と娘は10年前に時を戻し、鍵をきっちりかけ、寄り添いながら眠りにつきました。
コメント一覧
どうでしょうか?
「空気を吸ってすぐに吐きました。どうでしょうか(ドヤッ」
と同じ
読み易かったよ、ありがとう。
普通に朝まで待つわww泣かせんじゃねーよww
母親が生きているうちに元気なうちに、こいつらを産んでよかったと思えるように精一杯親孝行しよう。生きているうちに。
いつまでも自分を犠牲にして親を気遣うより
自分のやりたい事やってくれた方が気が楽だわ
家に鍵かけないのがデフォじゃないのかという思いつきは
無粋なのだろう