コピペ運動会

男性重度障害者の射精を介助する「ホワイトハンズ」のスタッフ募集要項では、
「30代以上の方が望ましい」、「スカート、ノースリーブ等は不可」とされている。
スタッフは皆作業着といった服装で、医療用の手袋を着用している。排泄の処理と似た姿勢である。
あくまで風俗ではなく自慰の介助なのだというスタンスがここにあらわれている。
　
同性愛者ではないが、男性スタッフを希望する利用者も居るのだと言う。
これは、母親や姉妹にオナニーがバレるより、父親や兄弟にバレた方がマシだという感情に近いのではないだろうか。
手コキ風俗と自慰介助の明確な違いがそこにある。
　
私は、「もし健常者に生まれていたら当然享受できた」ものに、性行為は当てはまらないと考える。
身体的に健常なら「誰でも簡単に無料で」行えるのは自慰までだ。
風俗のような性的サービスの要素を無くし、介助に徹底するホワイトハンズの姿勢には好感を持つ。
　
オランダでは国から補助が出るので、障害者なら性行為を無料で行える。
ゲイの障害者には、なかなかイケメンな男性スタッフが派遣されるという充実ぶりである。
この仕組みからは、「定期的な性行為は基本的人権」という姿勢を感じる。
正直、こんなものがまかり通っている国には納税したくない。日本がましだと感じる。
　
性行為は人生に必須ではない。
良質な性行為があれば、より人生は豊かになるが、それには本人と相手の努力と少しの運が必要だ。
健常者なら誰でも当然のように得られているものではないし、健常者だって模索をしている。
障害者が無料のセックスを権利として求めるのは不当だ。
求めても良いのは無料の自慰介助までであり、より良質のサービスを求めるのであれば風俗を利用すべきと考える。
　
障害者に最適化した風俗には存在意義があると考える。
元介護士、元看護師の風俗嬢を揃えれば、一般人を使うよりは事故のリスクが減らせるだろう。
また、他の客も障害者ばかりなので、普通の女にとって"キツイ"ルックスに風俗嬢が慣れることになる。
"キツイ"ルックスに不慣れな風俗嬢にNGを出される可能性を考えずに済み、安心して利用できるはずだ。
　
平等は目指していかなければならない。しかし、悪平等や逆差別はあってはならない。
逆差別が発生すると、カウンター的に差別が強まってしまう。
「健常者ならば誰でも当然得られるはずのこと」を突き詰めて考えていく必要性を感じる。