かなしばりにあって、動けなくなってしまった。
フトンの足元をうかがうと、だれか座っている。だれだ、こいつは?
するとそいつは、こちらの思いを読んだようで、「わたしはパズル博士だ」と言った。
「どこか動くところがあるはずだ。すこしずつ動かして、かなしばりをといてみよ」
言われてみれば、右手のひとさし指と、左足の小指が動くようだ。
ひとさし指を曲げてみた。なにもおこらない。
つぎに、ひとさし指を曲げたまま、足の小指を開いてみた。すると、首が動くようになった。
首を右に曲げ、ひとさし指も曲げ、足の小指も開いた。なにもおこらない。
何度かこころみた後、首は左、ひとさし指はまっすぐ、足の小指は開く、の組み合わせで、
右足のひざが曲がるようになった。
まじめに取り組んだので、しばらくやっていると、だいぶ体が自由になった。
しかし、動く部分が増えると、組み合わせパターンもおのずと増え、難易度もアップしてくる。
「パズル博士、もういやです」自分は半泣きで言った。「ここらでギブアップです」
しかし、博士はつめたく言い放った。「朝までに解かないと、一日そのままだぞ」
そこからはもうヤケクソで、ころげまわるようにして解いていき、
どこをどうしたものか、外がうす明るくなるころには自由になっていた。
消えてゆきながら、博士は言った。
「今日は初級者用だったが、つぎは中級者用にチャレンジしてもらう」
ああ、もう夜寝るのがいやだ。
フトンの足元をうかがうと、だれか座っている。だれだ、こいつは?
するとそいつは、こちらの思いを読んだようで、「わたしはパズル博士だ」と言った。
「どこか動くところがあるはずだ。すこしずつ動かして、かなしばりをといてみよ」
言われてみれば、右手のひとさし指と、左足の小指が動くようだ。
ひとさし指を曲げてみた。なにもおこらない。
つぎに、ひとさし指を曲げたまま、足の小指を開いてみた。すると、首が動くようになった。
首を右に曲げ、ひとさし指も曲げ、足の小指も開いた。なにもおこらない。
何度かこころみた後、首は左、ひとさし指はまっすぐ、足の小指は開く、の組み合わせで、
右足のひざが曲がるようになった。
まじめに取り組んだので、しばらくやっていると、だいぶ体が自由になった。
しかし、動く部分が増えると、組み合わせパターンもおのずと増え、難易度もアップしてくる。
「パズル博士、もういやです」自分は半泣きで言った。「ここらでギブアップです」
しかし、博士はつめたく言い放った。「朝までに解かないと、一日そのままだぞ」
そこからはもうヤケクソで、ころげまわるようにして解いていき、
どこをどうしたものか、外がうす明るくなるころには自由になっていた。
消えてゆきながら、博士は言った。
「今日は初級者用だったが、つぎは中級者用にチャレンジしてもらう」
ああ、もう夜寝るのがいやだ。
コメント一覧
それにしてはオチがつまらない
つまらなさすぎる
datが存在しません。削除されたかURL間違ってますよ。
と言われた俺なみだ目。
なんか分かりにくいや
休み明けの夜なら問答無用で除霊する
全部クソコピペで笑った