374 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2008/07/29(火) 22:33:29 ID:LJJWUJYp0
中学生の頃、妹は二重人格だった。なんでも、火を見ると「雄山(ユウザン)」という魔族の人格が現れるそうで、
真っ暗な部屋の中で唐突にマッチを擦っては、
「……ほほう、これはこけももでもない・・。面白い、この雄山を試そうと言うのか」
などと乱暴な口調で叫んだりしていた。
ある日、夕食の時に「雄山」が出たことがある。
突然おかずの春巻きを手掴みでムシャムシャと食べ始めて、「ええい!なんだこれは!女将を呼べ!」と言った。
食べ物関係のジョークを一切許さない母が、
雄山の頭にゲンコツ振り落とすと雄山は食欲を無くしておとなしくなった。
それ以来、食事時に雄山が出たことは無い。
そして別人格とやらは、妹が高校に入った辺りでパタリと出なくなった。
最近になって、大学生になった妹にその頃のことを尋ねたら、
クッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。
コメント一覧
もとのままでいい
だけ読んだ
その部分で萌えさせる気だったんだろうな。
元ネタどこー?
コピペの一部としては No.6143 の>>18に記述されている。