679 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2012/12/06(木) 00:37:41.52 ID:ebxQcOeJ0
家業を手伝って、とある地方の神社の祭りに露店を出した時の事。民家の門の脇に出させて貰ったんだが、そこんちの玄関先に犬小屋があった。
日中は暇でのんびり眺めていたら、犬は1匹。猫が5〜6匹犬小屋周りに居た。
家主があげた犬のご飯を猫達が食べる。そして、スズメの群れも集まって来る。
犬は寝そべって満足そうな顔でそれを眺めた後に、残ったご飯を食べていた。
家主の奥さんと話す機会があり、飼っているのは犬だけだと教えられた。
お腹の大きい猫が犬小屋に住み着き、犬に見守られて子を産んだそうだ。
夕刻前になり、各家庭の門前で獅子舞が厄払いをしに廻って来たら、
犬も猫達も大人しく座ってそれを見ていた。
喧嘩しない犬と猫。目の前でチョンチョン歩くスズメを狩らない猫。
祭りの浮き足立った雰囲気の中で、そこだけやけに穏やかで不思議に見えた風景だから忘れられない。
コメント一覧
あれはペットだったのかな
小型犬なのに戦闘力が凄かった。
足りているから仲がいいのさ