220:本当にあった怖い名無し:2009/06/06(土) 20:00:40 ID:kO899dyA0
俺が子供の頃の話なんだけど。 俺は山の中の小さな村に住んでて、家から少し離れた所に爺ちゃんが住んでた。
その爺ちゃんは、今で言うお払いみたいなことをしていて、
狐憑きや村で切れない木があるとの爺ちゃんに頼っていた。
俺はそんな爺ちゃんに憧れ、よく家に遊びにいってた。
そんなある日、いつものように爺ちゃんの家に行き、縁側で喋ってた。
「俺も大きくなったら爺ちゃんみたいになりたい」
目に見えない者を倒す爺ちゃんは、ヒーローそのものだった。
だけど爺ちゃんは
「やめとけ、こんな事をしても何の得にもなりゃせん・・・お師さんもそうじゃった。」
広い庭を見渡し
「もうここまで来よった・・・わしもそろそろか・・・」
と呟いていた。
それから数ヶ月した頃、学校の帰り道で爺ちゃんに会った。
爺ちゃんは田んぼの中を四つ足でグルグル歩き回り、蛙を捕まえ食べていた。
爺ちゃんの目はギョロギョロしていて、舌はだらしなく垂れ下がり口の周りは泥だらけだった。
あまりの光景に俺は怖くて動けずに、ただ見ていた。
そして爺ちゃんが俺に気づくと低い唸り声をあげた。
俺は走って逃げ、親に爺ちゃんのことを告げた。
222:本当にあった怖い名無し:2009/06/06(土) 20:25:12 ID:kO899dyA0
それから数日して爺ちゃんは死んだ。 葬式の時、大人は爺ちゃんの顔を見ることを許してくれなかった。
それから少したって爺ちゃんの家で、日記を見つけた。
それは爺ちゃんのお師さんが、死んだ時のことが書かれていた。
お師さんの身体が弱くなるにつれ、力も弱なっとる。祓ってもきりがない。
どこからともなく物の怪が現れ、お師さんに入り込む。
苦しんで絶命した時は、恐ろしい形相だった。
こういう事に携わってると奴らから怨まれるのは当然・・・
力を無くした時に、復讐にくる。
わしも同じ目に合うのだろうか。
俺は爺ちゃんが縁側で話したことを理解した。
向こうから見れば、爺ちゃんは敵で、
祓い逃した奴や人間に悪さをする奴は、いつまでも復讐の時を待っている。
そしてお払いをする人間の最期は静かに死ねないという事を・・・
コメント一覧
以上
くそっ、組織のやつらめ、もうここまで来たのかっ…!
みたいな
そう思ったらもう書かれてた。
この世界も後継者不足でそういうわけにもいかなくなった
それなりに村からは頼られる職業のようだが
請け負うところが無くなったら仕方ないって感じかね。
すぐ中二病言う奴いるよな
星新一作品見て中二病って言う奴を知ってるがびっくりした
ファンタジーとして楽しめんのか
って思っているのは俺だけなのか
人間失格読んで太宰は厨二病だとか言ってる奴も見た事があるぞ。
なんつーか、厨二病だと言う(認定する)のが最強だとでも思ってんだろうな。
いい意味でw
中2病でもツボを押さえたかっこよく見えるやつと、患っただけの恥ずかしいだけの二種類あるんだって!
つうか、世に居る天才はみんな厨二だよ。
発言に実力が伴ってるか、伴ってないかの違い。
少し前は後者のみを指していた言葉なのに、いつの間にか意味が肥大して
強気な言動や目標設定すら厨二やビッグマウス扱いになってしまった。
でも、貶し笑ってる奴は気付いてない。
大きな目標設定すらできない人には、そこは疎かその数歩手前にすら到達できない事に。
だから、仕方ないと諦めて笑わせてあげてくれ。
青エクでも観に行くかな。
T!T! TTTT!