転載元:太平洋戦争中の不思議な・怖い話2
コピペ投稿者:名無しさん
投稿者ID:9kBZFWFJ
コピペ投稿日時:2013/04/15 21:29
コピペ投稿日時:2013/04/15 21:29
211 名前: 名無し三等兵 投稿日: 2001/07/29(日) 04:54
ガキの時分に、鍼灸師のジジイから聞いた話。ちょっと変わった幽霊談です。ニューギニアのあたりのある戦場でのこと。大規模な戦闘をした部隊があって、その後、その部隊の前線基地に、夜な夜な、死んだ兵隊たちが現われるようになったそうです。彼らはいずれも、足がちゃんとあり、懐かしそうに「よお!」とか言いながら、現われるのだそうです。
いずれも確かに戦死した連中ばかり。
神主の息子の兵士がまじないをやったり、お経をよめる兵士がお経を詠んだりしても、まったく効き目無し。そのうち、ズカズカ上がり込んできて、貴重な飯をバクバク食う始末。しかも、いきなり手がスルスルっと伸びて、木の実を取ったりして、明らかに化け物化している様子。
怖いやら迷惑やらで困っていたのですが、なんとも手の施しようが無い。見るに見かねた中尉だか大尉だかの隊長さんが、幽霊たちが集まっているところへ、ツカツカと歩いていって、いきなり大声で、
「全員、整列!」と言うと、素直に整列したそう。そして、
「貴様らは、全員戦死した兵隊である。よってこの世にいてはならん。全員あの世へ行って成仏するように。これは命令である!」隊長が涙を流しながら言うと、幽霊たちは、しばらく呆然とした顔で佇んでいたが、そのうち全員が泣き始め、やがてボロボロと土人形のように崩れていったそう。
あとにはその土だけが残り、彼らは二度と現われることはなかった。兵隊たちはその土の大部分は現地に埋め、残りを少しづつ日本に持って帰って、供養したそうです。
「へんな幽霊だね」と僕が言うと、ジジイは、「日本人の幽霊でも、死んだ場所が変わると、ちょいと変わるんじゃい」と言っておりました。
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「絶っ対ーー☆」