639 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/07(土) 18:50:10 ID:0BKMuQu1
日根野弘就の切腹慶長7年(1602年)、先の関ヶ原の戦いで石田三成への内通疑惑が持ち上がって来た
日根野弘就は焦っていた。
「まずい・・・」おそらくクロだったのだろう。もう隠居の身分であった弘就だが事が明るみに出れば
日根野家は改易はまぬがれないだろう。
日根野弘就は決意した。「よし、切腹しよう!」。
おもむろに腹を切り裂くと腸を掴み出し庭の木に引っ掛ける弘就。尋常な死に方では無い。
狂死したということにでもするつもりだったのだろうか?
だが弘就は気付いてしまった。まだ証拠隠滅をしてない事に・・・
驚くべきはこれから。露出した臓物を打ち捨てるとそのまま二階へと駆け上がり書状などを調べて
不要なものを破って、
さらに念入りに縄で縛った後、火の中へと捨てた。
ふぅと一息付く弘就。これで死ぬかと思いきやなんと死なない。
近侍の者に「まだ死にそうにない」とぼやくとそのままいつも通りに生活し始める弘就。
庭の臓物はなんなのか。
しかし、やはりただで済む訳も無く晩になって苦しみ出した弘就。
「いよいよだ。わしが死ぬのも近い」と弘就はついに自らの首を刎ねて息絶えた。
かっこ悪い切腹の話
コメント一覧
ただの狂死より遥かに狂死だよ
腸を引っぱり出そうとする宇宙人と、
させるか!と引き戻そうとする人間の、
愉快な綱引きシーンを思い出しました。
ここにセンスを感じた
ワタオニでも見てはどうか
腸はちょっとならいらないのかな。
人が経口摂取により生命を維持するのに必要な小腸は、小児では30cm、成人では50cm以上が必要とされています。
成人男性で3~4mくらいだから、1/6くらい残ってればいいってことか?
手術とかで安全に取り除いてその後も生活するならそうだろね
この場合は食事とか考えなくていいから、失血死とかだけ気をつければいい
大事な血管が無事ならば臓器不全を起こしてからしばらくの間激痛に耐えなければならない。